【赤ちゃん】斜頚の特徴と首のしこり

健康・病気

赤ちゃんの斜頚

片方ばかり向いて寝ると思っていたら斜頸の可能性があります。斜頚について、また治療法などについての情報をお届けします。
斜頚

赤ちゃんの斜頚のほとんどは、舫性斜頚です。
舫性斜頚は、出生時に赤ちゃんの頸部に無理な力が加わり、首にある胸鎖乳突舫に傷がつき、しこりができます。そして、片方ばかり向いて寝るようになります。向いているほうと反対側の首に、グリグリしたしこりを触れるので診断します。様子を見ているだけで、約70%は生後半年ころまでに、また約90%は1歳までに自然に治ります。1歳になっても治らない場合、また、しこりが大きくて自然に治らない可能性が大きい場合は、手術して治します。1歳までは、小児科で経過を診てもらうことが多いです。手術が必要な場合は、整形外科で治療を受けます。強い向き廖のために頭が変形して、見た目が気になりやすいです。頭の変形は幼児になると、だんだん直りますが、できれば強い変形は避けたいです。可能な範囲で頭の向きをかえてみたり、また、肩の下にタオルを入れ、からだ全体で反対に向かせるように、寝かせ方を工夫したいです。昔は斜頚があると、マッサージをしていました。
強くマッサージすると、かえって逆効果になることがありますので、最近はあまり行われません。

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