【赤ちゃん】口腔カンジダ症について

健康・病気

口腔カンジダ症とは?

口腔カンジダ症

カンジダというのは人に感染するカビの名前です。
このカビは家の中のどこにでもいますが、感染力や病原性は弱く、健康な人では感染を起こすことはあまりありません。しかしからだの抵抗力が落ちると、からだのあちこちに感染します。

特に口腔にあるものは、粘膜表面に白い斑点状の苔のような感じに見えるカンジダ症です。表面の乳白色の被苔は、ガーゼやピンセットの先で拭い取ることができます。はがれた後には、正常色の粘膜面がみられます。

赤ちゃんの口腔カンジダ症

赤ちゃんは健康でも、大人にくらべると抵抗力がないので、皮膚や囗の中の粘膜に感染を起こします。皮膚に感染を起こすとアトピー性皮膚炎と紛らわしい湿疹様の発疹ができます。囗の中に感染したものが口腔カンジダ症と呼ばれるものです。 症状はほおの内側や歯ぐきに白いミルクかすのようなものがつきます。これは増殖したカンジダのかたまりです。ミルクかすであれば、ガーゼなどでこすると取れてしまいますが、カンジダの場合は粘膜にこびりついているので取れず、無理にはがそうとするとびらんが残ったり出血することがあります。治療はピオクタニンという殺菌作用のある紫色の色素を囗の中に塗ったり、抗真菌薬を内服します。母乳の陽合は、乳首の消毒も忘れずに行ってください。

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