ベビーカーはいつまで使う?対面から切り替える目安や前向きの選び方

ベビー用品

赤ちゃんとのお出かけに便利なベビーカーですが、子どもが成長するにつれて、いつまで使えるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。ベビーカーには、対面のものと前向きのものがあり、それぞれ使用する時期の目安などが異なるため、お子さんの成長に合わせて選ぶことが重要です。

この記事では、ベビーカーを対面から切り替える目安や前向きベビーカーの選び方を紹介します。ベビーカーの卒業時期や、前向きベビーカー選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ベビーカーはいつまで使う?卒業の目安は

普段からベビーカーを使用していても、お子さんが大きくなってくると「そろそろ卒業かな?」と気になってきますよね。そもそもベビーカーは何歳を対象に作られているのか、世間的に多い時期など卒業の目安について解説します。

 

2歳くらいに卒業する子が多い

1歳を過ぎると歩けるようになる子もいますが、それでもまだおぼつかない足取りで、ずっと歩き続けることはむずかしいですよね。お出かけ時には抱っこをする機会も多く、重たくなってきたお子さんを長時間抱っこすることは、パパママにとっても簡単なことではありません。

2歳くらいになってくると、自分で歩ける距離も長くなり、ベビーカーを卒業する子が多いです。しかし長距離での移動時や、車でなく公共交通機関を使ってのお出かけ時など3歳を過ぎてもベビーカーを活用している人も2割程度います。生活スタイルや環境によってもさまざまであるということですね。

 

ベビーカーの規格は?

ベビーカーがいつまで使えるのかは、一般財団法人製品安全協会による「ベビーカーのSG基準」で決められています。一般的にベビーカーの適用月齢は36ヶ月(体重15kg以下)までの製品が多く、3歳までに卒業する子が多いということです。

なかには48ヶ月(体重22kg以下)まで使えるベビーカーもあるため、ベビーカーの購入前に何歳まで適用しているモデルなのか確認しておきましょう。

 

対面はいつまで?切り替えは必要?

ベビーカーがいつまで使えるかに対面・背面は関係ありません。そのため、対面式のベビーカーでも36ヶ月まで使えるものが大半です。

しかし対面だと赤ちゃんが外の景色を十分に楽しめず、パパママも大きく重たいベビーカーに大きくなってきた赤ちゃんを乗せて押すことが大変になってくるかもしれません。

対面式のベビーカーを購入していた方も、1歳になる前に前向きベビーカーに切り替えている方が多く、ひとつの目安だと言えるでしょう。

 

先輩ママたちはベビーカーをいつまで使った?実体験を紹介

先輩ママたちはどのタイミングでベビーカーを卒業・切り替えたのでしょうか。ベビーカーに関する口コミを紹介します。

 

「出掛けると歩きたそうにしているし、もうすぐベビーカー卒業かなぁ。ベビーカーだと安全確保がラクで、卒業できる気がしない。」

(1歳5ヶ月女の子ママ)

 

「2歳9ヶ月。もう外でもしっかり歩いてくれるようになって、ベビーカー卒業。嬉しい反面さみしくもある。」

(2歳9ヶ月女の子ママ)

 

「長年愛用していたベビーカーを処分します。嬉しいやら寂しいやら不思議な気持ち。」

(2歳10ヶ月男の子ママ)

 

ベビーカーの種類と使用可能時期

ベビーカーには種類があり、SG基準に基づいて「a型」と「b型」に分類されます。またa型とb型の良いところ取りをしたような「ab型」もあり、それぞれに特徴が異なるため要チェックです。ここからは、ベビーカーの種類とその特徴について解説します。

a型:新生児期を過ぎて(1カ月)から、または首が座った乳児期(4か月)から使用でき、最低48カ月までの間で使用期間を定めたベビーカー

b型:お座りができる時期(7か月)から使用でき、最長48カ月までの間で使用期間を定めたベビーカー

引用:一般財団法人製品安全協会 SG基準

この後詳しく解説していきます。

a型ベビーカー

a型ベビーカーは、適用月齢が生後1ヶ月からと、まだ首が座っていない赤ちゃんのころから使用できるベビーカーです。リクライニング機能が備わっており、生後1ヶ月はリクライニング150度以上と定められています。

赤ちゃんの様子を確認しやすい対面式のものが大半で、振動や衝撃を吸収する性能にも優れていることが特徴です。しっかりした造りで安定感がありますが、b型に比べて重量があり価格面でも高い傾向があります。

 

b型ベビーカー

b型ベビーカーの適用月齢は、ひとりでお座りが出来るようになる7ヶ月頃とされています。100度以上のリクライニングが設けられており、前向きタイプが多いことが特徴です。a型ベビーカーを使っていた人が2台目ベビーカーとして購入する「セカンドベビーカー」とも言われています。

コンパクトで軽量であるため、持ち運びやすいことがメリットです。a型に比べて価格面もお財布に優しいと言えるでしょう。リクライニング機能がa型ほど無く、お子さんが眠たいときには、座りながらでしか寝かせてあげられないことがデメリットです。

 

ab型ベビーカー

SG基準にab型というものはなく、a型とb型の良いところ取りをしたベビーカーがab型と呼ばれています。赤ちゃんの成長に合わせて対面式から前向きに切り替えられることが大きな特徴です。

適用月齢は1ヶ月から36ヶ月と長く使い続けられるものが多く、近年主流のタイプでもあります。安定感がありますが、大きくなってくるとベビーカーの重さにお子さんの体重が加わり、長時間押すとパパママが疲れやすくなってくることがデメリット。高機能で価格もほかのタイプに比べて高い傾向です。

 

ベビーカーの切り替えのタイミング

ベビーカーを対面から前向きに切り替える時期は、一般的な時期はあくまでも目安として、お子さんの成長に合わせてあげることが重要です。パパママもお子さんも、快適にお出かけを楽しめるように、ベビーカーの切り替えのタイミングについて紹介します。

 

ベビーカーの対象月齢を事前に調べておく

ベビーカーの購入を検討しているとき、気になったベビーカーを見つけたら必ず対象月齢や適応体重をチェックしておきましょう。「大丈夫だろう」と安易な考えで使用してしまうと、もしものことがあった時に事故に繋がりかねません。

対象年齢などを調べておくと同時に、SG基準などの安全基準を満たしているのかどうかも確認しておくことをおすすめします。

 

赤ちゃんの成長に合わせて

同じ月齢でもお子さんによって個人差がありますよね。ベビーカーの切り替えのタイミングも月齢ばかり気にしてしまうのではなく、お子さんの成長に合わせて切り替えを行うことをおすすめします。

好奇心が旺盛な子や、パパママの顔が見えていないと心配な甘えん坊さんなど、お子さんの性格によっても異なってくるでしょう。お子さんが外の景色に興味を持つようになった頃がひとつの目安になります。

 

もしも前向きを嫌がったら

前向きのベビーカーにすると、お子さんからはベビーカーを押しているパパママが視界の中に入らなくなるため、不安に感じてしまうお子さんもいるでしょう。もしもお子さんが前向きのベビーカーを嫌がったら足を止めて抱っこしてあげたり、おもちゃを渡してあげたりすると気分転換になります。

どうしても嫌がってしまうお子さんを無理やりベビーカーに載せていると、ベビーカーに乗ること自体を嫌ってしまうかもしれません。パパママもお子さんもお出かけを楽しめるように、ベビーカーを買い換えて直ぐは、対面式を直ぐに処分せずに取っておくのもひとつの手段です。

 

前向きベビーカーの選び方

ベビーカーは子育てアイテムのなかでも使用頻度が高く、パパやママにとって使い勝手の良いものでないと、満足に長く続けることはむずかしいでしょう。何を重視するかは個人によって異なり、優先する条件を事前に決めておくとベビーカー選びがスムーズに行えます。

 

大きさや重さをチェック

ベビーカー本体の大きさや重さはとても重要なチェックポイントです。本体がしっかりしている方が、赤ちゃんを乗せてベビーカーを押していても安定感があります。しかし重量があると咄嗟に動かしにくく、長時間の使用だとパパママが疲れてしまう恐れがあるでしょう。

また、兄弟がいるとひとりで歩くお兄ちゃん・お姉ちゃんを見ながらベビーカーを押さなくてはいけません。大きさや重さは使い勝手の良さに直結するので、適度なサイズのものを選びましょう。

 

赤ちゃんの座り心地

大人でも固い椅子に長時間座り続けていると、おしりが痛くなってしまいますよね。赤ちゃんに快適に過ごしてもらうには、クッション性の高い素材を使っているベビーカーがおすすめです。

また紫外線から赤ちゃんを守ってくれるサンシェードが付いているか、そのサンシェードはどこまで広げられるかも確認しておきましょう。すっぽりと覆えるものでも、メッシュの小窓が付いていて、パパママからお子さんの様子を確認できるものだと安心です。

 

収納力や使いやすさ

ベビーカーを使わないときには、玄関に収納しておくのが一般的です。収納時、邪魔にならないようスリムになる折りたたみやすいベビーカーをおすすめします。

また、ベビーカー自体の収納力も要チェック。お出かけ時には、普段の買い物など何かと荷物が多くなりますよね。ベビーカーの下部に収納スペースが設けられていたり、ベビーカーにフックが付いていたりすると、ちょっとした荷物を収納できて便利です。

気に入ったベビーカーに収納スペースがあまり付いていない場合には、後付けの収納を増やすアイテムを活用するのも良いでしょう。

 

デザイン性も重要

お出かけの度に使うベビーカーは、デザイン性も気になりますよね。最近のベビーカーはオシャレなデザインのものが多く、カラーバリエーションも豊富にあります。お気に入りのデザインのものを使うと、お出かけもより一層楽しくなるでしょう。

ベビーカーは、シンプルなものから個性的なものまでさまざまです。長く使い続けるものであるため、「飽きがこないか」や「パパママどちらにも使いやすいデザインであるか」などを基準にして選ぶことをおすすめします。

 

お手入れ方法

常日頃大切なお子さんが使うものだからこそ、清潔な状態を保てるベビーカーであるかどうかも重要です。ベビーカーに座って飲み物を飲んだり、おやつを食べたりすることもありますよね。

もしジュースなどをこぼしてしまったときにも、パーツを取り外しやすい、お手入れのしやすいものがおすすめです。また取り外しが出来ない場合でも、汚れを拭き取りやすい素材で出来ているか、ベビーカーの材質もチェックしておくと良いでしょう。

 

前向きのおすすめベビーカー5選

ベビーカーにはさまざまなモデルがあり、重要視する条件によって適した品物が異なります。決して安い買い物ではないため、後悔しないように勢いで決めてしまうのではなく、慎重に検討しましょう。ここからは、おすすめの前向きベビーカーを5つ厳選して紹介します。

 

①マジカルエアフリー/Aprica(アップリカ)

ベージュ BE

出典:Aprica(https://www.aprica.jp/products/babycar/detail/type_b/magical_air_free/)

アップリカのマジカルエアフリーは、4輪すべてがフリーになっていることが特徴です。スーパーなど人が多く曲がる動作を繰り返すような場所でもラクに移動ができます。ベルトの着脱も簡単にできるので、お子さんの歩きたい!の気持ちにも直ぐに対応してあげられることも魅力です。

 

3.9kgと軽量でありながらも、フレームがしっかりしていてグラつきにくく、赤ちゃんも快適に過ごせます。カラーバリエーションはブラックとベージュの2種類で、シンプルで使いやすいデザインです。

サイズ 開:W456×D790×H1033(mm)

閉:W456×D315×H948(mm)

重量 3.9kg
対象月齢 生後7ヶ月~36カ月 (体重15kg以下)
価格 35,200円(税込み)

 

 

②Acbee plusAO/combi(コンビ)

Acbee plus AO

出典:combi(https://www.combi.co.jp/store/stroller/acbee/g/g119209/)

 

アップリカやピジョンに並ぶ国内大手メーカーのコンビから販売されているb型ベビーカー「Acbee plusAO」。赤ちゃんが座る下部にある収納スペースに加え、背面にもネットバスケットが設けられていることが特徴です。

赤ちゃんとのお出かけは何かと荷物が多くなりがちですが、ベビーカーに収納スペースが多く設置されていると、手に持つ荷物を減らせますよね。

シートは取り外しができて、丸洗いすることが可能です。さらに乾きやすい素材でできているので、うっかり汚してしまったときにも手軽にお手入れができるでしょう。

サイズ 開:W467×D717×H1010(mm)

閉:W467×D337×H955(mm)

重量 3.7kg
対象月齢 生後7ヶ月~36ヶ月 (体重15kg以下)
価格 32,890円(税込み)

 

③ビングルBB3/Pigeon(ピジョン)

ベビー用品を取り扱う老舗の大手企業ピジョンからは、生後48ヶ月まで使えることが特徴のb型ベビーカー「ビングルBB3」が販売されています。ブラックのほかにブルーや明るいブラウンなどスタイリッシュなカラーバリエーションがそろっていて、個性的な色味がお好みの方にもおすすめです。

折りたたみ時にはとてもスリムになるので、車に積み込むときにもラクに行えます。大きく太いタイヤは、でこぼこな道でも溝や隙間にはまりにくく、パパママも赤ちゃんも快適です。なるべく長く使い続けたい方に適しています。

サイズ 閉:W500×D335×H925(mm)
重量 3.9kg
対象月齢 生後7ヶ月~48ヶ月
価格 34,980円(税込み)

 

④バギーfanロングプラス/西松屋

バギーfanロングプラス

出典:西松屋(https://www.24028-net.jp/item/4562130917321.html)

西松屋オリジナルブランド「SmartAngel」から販売されているバギーfanロングプラスは、圧倒的なコスパの高さが強みです。2016年にはGOOD DESIGN賞を受賞した経歴をもち、指はさみ防止フレームを搭載しています。

シンプルなデザインで飽きが来ず、クッションシートは着脱が可能です。本体はメッシュ素材でつくられていて、通気性にも優れています。夏場の暑い時期にも快適に使用できるでしょう。なるべく費用を抑えてベビーカーを購入したいとお考えの方におすすめです。

 

サイズ 開:W480×D850×H1030(mm)

閉:W240×D260×H1160(mm)

重量 4.2kg
対象月齢 生後7ヶ月~36ヶ月(体重15kg以下)
価格 7,478円(税込み)

 

⑤LIBELLE/cybex(サイベックス)

出典:cybex(https://cybex-japan.com/products/libelle-2023)

ドイツのベビー用品ブランド「cybex」から販売されているLIBELLEは、高性能でオシャレなベビーカーをお求めのパパママに人気のあるベビーカーです。鮮やかなブルーやグリーンなど、あまり見ないようなカラーが目を惹きます。

ベビーカーとは思えないほどコンパクトに折りたたむことができ、車の足元に収納したり飛行機の機内に持ち込んだりすることも可能です。

ストラップを引くだけでハーネスの長さ調節ができ、お子さんの身体にフィットさせられるため安全面にも優れています。

サイズ 開:W520×D710×H1020(mm)

閉:W320×D200×H480(mm)

重量 6.2kg
対象月齢 生後6ヶ月頃〜4歳頃(体重22kg以下)
価格 27,500円(税込み)

ベビーカーを対面でいつまで使うかは赤ちゃんの様子を見ながら!

ベビーカーを対面でいつまで使うか、前向きに切り替えるタイミングはベビーカーの対象月齢を目安に、赤ちゃんの成長に合わせてあげることをおすすめします。外の景色に興味を持ち出した頃をひとつの基準にすると良いでしょう。

前向きベビーカーの種類はとても豊富にあります。自分や赤ちゃんに合ったものを選ぶには、なるべくたくさんの商品を見て、比較をすると違いが分かりやすいです。条件に優先順位を付けて、譲れないポイントや妥協してもよいポイントを事前に決めておくとスムーズに見つけられます。

お気に入りの前向きベビーカーを見つけて、赤ちゃんとのお出かけをより快適に過ごしましょう。

 

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