赤ちゃんが安心して、安全に眠れるスペースを確保するのに最適なベビーベッド。しかしサイズも大きく、赤ちゃんが大きくなってくると不要に感じてくるものですよね。
実際に赤ちゃんがつかまり立ちをするようになると、転落の恐れなども出てくるでしょう。
この記事では、ベビーベッドの卒業後はどこで寝るのが良いのか、おすすめの方法や気を付けたい注意点についてもまとめています。
また、あると便利な子育てアイテムについても紹介しているので、ベビーベッド卒業に向けてご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
ベビーベッドを卒業する目安
ベビーベッドを卒業するタイミングは、パパママの考え方や、赤ちゃんの成長によってさまざま。寝返りをするようになった生後5〜6ヶ月頃と、つかまり立ちをするようになった8〜9ヶ月頃が多くのパパママがベビーベッドの卒業を検討するタイミングだと言えるでしょう。
寝返りやつかまり立ちなど、ベッド内で動き回れるようになると、ベッドの柵にぶつかってしまったり転落してしまったりする危険が出てきます。
ベビーベッドの卒業は、このような事態を防ぐための選択肢のひとつです。
ベビーベッド卒業後はどこで寝る?
ベビーベッドの卒業をした後は、どこで赤ちゃんを寝かせるのが良いのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんの安全を確保できていないと、パパママも夜ゆっくりと休めませんよね。ここからは、ベビーベッド卒業後の赤ちゃんが寝る場所について紹介します。
大人用のベッドで添い寝する
大人用のベッドで添い寝する方法は、ベッドだと床から高さがあるためホコリなどの汚れの心配が少ないことや、新たにベッドを購入しなくてよいことがメリットです。また、赤ちゃんのすぐそばに居られるので、夜泣きなどにも直ぐに対応してあげられます。
しかしベッドを使用すると、転落の恐れがあることや大人用の布団が顔に被さってしまって窒息してしまう危険があります。顔にかかった布団を払いのけることができない小さいうちは、大人用ベッドでの添い寝は避けておいたほうが無難でしょう。
布団を使用する
親が布団を使用していたり、和室が家にあったりする場合には布団を敷いて寝るパターンが多いです。大人の布団に並べてこれまで使用していたベビー布団を敷くだけで良いので卒業後の切り替えも簡単。高さがない分、転落など事故の心配も少ないです。
ハイハイをして赤ちゃんが自由に布団から出られる状態になるので、寝室の家具の配置やベビーゲートの設置など安全面の配慮は欠かせません。また床から近くなる分ホコリやダニなどの対策も必要になります。
キッズベッドを用意する
親がベッドを使用している場合には、キッズベッドを親のベッドに並べて設置するのもひとつの手段です。キッズベッドは通常サイズのベッドよりもひと回りほどコンパクトで、転落防止の柵が備わっているものもあります。大きくなって別々に寝るようになっても子ども部屋に使用でき安全に眠れるでしょう。
キッズベッドの卒業は小学生くらいまでが一般的です。使用する期間が通常サイズのベッドを用意するよりも短くなってしまうことがキッズベッドのデメリット。ベッドの購入となると安い買い物ではないため、よく検討する必要がありますね。
長く使い続けるならシングルベッドを検討する
「ベッドを使って寝かせたいけれど、なるべく長く使用したい」とお考えの方には、思い切って通常のシングルサイズのベッドを設置することがおすすめです。お子さんが大きくなっても使い続けられることがメリットで、長い目で見ればお財布にも優しいと言えるでしょう。
小さいうちからシングルベッドを取り入れるとなると、親のベッドに並べるには広いスペースが必要になることと、キッズベッドにはあった転落防止の柵が付いていないことがデメリットです。別で販売しているベッドガードを設置するなど、万が一に備えておくことも必要でしょう。
ベビーベッド卒業後に気をつけるポイント
ベビーベッドの卒業後は、赤ちゃんの行動範囲も広がるため何かと心配は付きものですよね。安全面の対策はもちろん、環境が変わったことで寝つきが悪くなってしまう赤ちゃんもいるので、安心して夜を過ごせるように配慮してあげることも重要です。
ここからは、ベビーベッドの卒業後に気を付けておくべきポイントについて紹介します。
部屋全体をキレイにしておく
ベビーベッドを卒業することで、就寝時に子どもが寝室内を好きに動けるようになります。布団を敷いて寝るご家庭や、子どもが大きくなって動き回れるようになっている場合には特に寝室内全体をキレイにしておくことが重要です。
部屋全体をキレイにしておかないと、もしパパやママよりも先に子どもが起きてしまった時、思わぬケガや事故に繋がってしまうケースも考えられます。家具の配置や床の掃除はベビーベッドを卒業するよりも前に整えておくと安心です。
サークルなどを使って寝室から出ないようにする
子どもが小さいうちには1人で寝室から出てしまわないようにベビーゲートなどを設置しておきましょう。夜に子どもを寝かしつけてから、家事をするために別室に移動していると、子どもの様子は分からないですよね。
夜中に起きてしまった子どもが、パパやママを探して寝室を出てしまうこともあるでしょう。階段などでケガをしてしまわないためにも子どもが解錠できないようなゲートを付けたりサークルを設置しておくことが大切です。
安心できるように声かけをする
ベビーベッドを卒業して今までとは違った場所で眠るとなると、赤ちゃん自身もなんだか落ち着かないもの。不安になって夜泣きをしてしまったり、遊びだしてしまったりもするかもしれません。
新しい環境に慣れるまでの期間は特に、子どもが安心できるような声かけをしてあげることを意識してください。眠れるまで側に居てあげることのほかにも、お気に入りのタオルやおもちゃなどを持たせてあげると、より安心して眠れるでしょう。
ベビーベッド卒業後におすすめのアイテム6選
ベビーベッドを使用していた時には、ベビー布団のセットやベッドメリーなど様々なアイテムを揃えましたよね。ベビーベッドを卒業して新しい環境になった時にも、赤ちゃんやパパママに合ったアイテムを使うとより快適に夜を過ごせるでしょう。
ここからは、ベビーベッドを卒業した後に便利なおすすめのアイテムを紹介します。
①カトージ/ベビーセーフティオートゲート
出典:カトージ
カトージから販売されているベビーゲートはサイズ展開が豊富で、自宅の設置したい場所に合わせて購入できます。突っ張り方式で設置するので、壁に穴を開ける必要もいりません。ホワイトでシンプルなデザインが特徴で、インテリアを邪魔せず部屋に馴染みます。
ベビーゲートを設置すると、大人が通る時に邪魔になってしまう点がデメリットですが、ベビーセーフティーオートゲートは90度に開くとゲートが固定される開放機能が付いています。洗濯物などで両手が塞がっているときにも便利です。
また、オートクローズ機能も付いており、90度までゲートを開いていない状態で手を離すと、自動でゲートが閉まります。閉め忘れを防いでくれる安全性能の高いベビーゲートです。
商品名 | ベビーセーフティーオートゲート スリムM/拡張フレーム10cm |
サイズ | ゲート本体:厚み4.5×高さ79cm
拡張フレーム10cm:幅16×厚み2×高さ76cm (最大) |
重量 | ゲート本体+拡張フレーム10cm:4.3kg |
対象年齢 | 生後24ヶ月以下 |
販売価格 | 5,786円 |
②Boori/キッズベッド ナッティ
出典:Boori
ナチュラルなデザインが人気のキッズベッド「ナッティ」は、カラー展開も豊富でホワイトの他にブルーやピンクなど好みに合わせて色味を選ぶことができます。両サイドに転落防止の柵が付いており、片方は取り外しが可能です。片方の柵を外して大人のベッドに並べれば、添い寝も出来るでしょう。
ベッドには高さがあるので、子どもが自分で乗り降りをする時には別売りのステップ台を使用することがおすすめです。ベビーベッド卒業後は柵を外して添い寝スタイルで、少し大きくなって1人で眠るようになったら両サイドに柵を設置するなど、長く使い続けられる工夫が施されています。
大き過ぎないサイズ感なので、子供部屋にもピッタリ。将来的には子供部屋にベッドを持って行きたいとお考えの方におすすめです。
商品名 | キッズベッド ナッティ |
サイズ | 外寸:167cm×90cm×68.5cm 内寸:160cm×80cm |
重量 | 19.8kg |
対象年齢 | – |
販売価格 | 64,900円 |
BabyGoo/ベッドガード
出典:Amazon
BabyGooベッドガードは、小児科医が監修を務めた日本製のベッドガードです。全部で8種類のサイズ展開で、自宅のベッドに合わせて丁度良いサイズを選べます。ゲートにはポケットが付いているので、体温計など小物をしまっておくのにも便利です。
メッシュ素材で作られているので、子どもがゲートに手足を挟んでしまう心配が要りません。また全面がメッシュ素材で、見通しが良いこともメリット。ベッドで子どもが眠っている状態を、直ぐに確認できて安心です。
昇降バーはクッション性のある素材で覆われているので、万が一子どもがぶつかっても怪我をしにくいように作られていることもポイント。国産にこだわりたいパパママにもおすすめな、世界3大製品安全検査機関で検査を行った安全性の高いベッドガードです。
商品名 | BabyGoo ベッドガード(190サイズ) |
サイズ | 5.05cm×200cm×60cm |
重量 | 3.29kg |
対象年齢 | – |
販売価格 | 5,480円 |
④カトージ/ベビー布団フォレスト
出典:カトージ
ベビーガードの付いたカトージのベビー布団は、折りたたんで持ち運べることが大きな特徴です。コンパクトに収納できるので、使わないときには簡単にしまえます。旅行や親戚の家に泊まりに行くときにも大活躍です。
掛け布団や防水パッドシーツは、洗濯機での洗濯が可能です。おねしょをしてしまった時にもサッと洗えるので、パパママも安心ですね。防水パッドは肌ざわりの良いダブルガーゼ生地が採用されており、気持ち良く眠ることができるでしょう。
ベビーガードも付いていて、しっかりとした作りになっていますが、総重量は3.3kgととても軽量です。持ち手のついた専用のバッグも付属しているので、お子さんを抱っこした状態で持ち運ぶこともできます。コンパクトに収納できる、持ち運びやすい寝具をお探しの方にピッタリの布団です。
商品名 | カトージ ベビー布団フォレスト |
サイズ | 掛け布団カバー:75×103cm
掛け布団ヌード:72×100cm 敷布団:60×110×5cm 防水パッドシーツ:60×110cm ベビーガード:15×137cm バッグ:70×120×12cm |
重量 | 3.3kg |
対象年齢 | – |
販売価格 | 24,800円 |
⑤BabyGoose/背中メッシュの 快適2wayおねんねスリーパー
出典:BabyGoose
日本のベビー服専門店のBabyGooseから販売されている「背中メッシュの 快適2wayおねんねスリーパー」は、季節を問わず年中使えるパイル地の優しいスリーパーです。特徴は、背中部分がメッシュ素材になっていること。熱をこもらせずに寝汗を発散させることで、寝冷えを防ぎ快適に使用できます。
寝相の悪い子どもは、夜中に何度布団をかけても蹴とばしてしまいますよね。スリーパーを着用することで、保温もしっかりと行ってくれるのでパパママも安心です。ボタンの留め方次第でベスト型にもカバーオール型にも着られるので、長く使い続けられるでしょう。
カラーバリエーションは、ナチュラルなブラウンに優しい色合いのピンクやブルーがあります。暑がりな子どもにも、おすすめのスリーパーです。
商品名 | BabyGoose 背中メッシュの 快適2wayおねんねスリーパー |
サイズ | 着丈:約56cm、肩幅:約34cm、身幅:約35cm、股下:約12cm |
重量 | – |
対象年齢 | 3.4ヶ月頃~ |
販売価格 | 5,940円 |
⑥フィッシャープライス/おやすみラッコ
出典:フィッシャープライス
フィッシャープライスから販売されている寝かしつけをサポートするぬいぐるみ「おやすみラッコ」は、ライトアップ機能や優しいメロディが流れるサウンド機能が付いています。
また、ラッコのおなかが上下に動き、パパママがお腹の上で寝かしつけを行っているときのような安心感もあることが、おやすみラッコならではの特徴です。
おやすみラッコは場所によって、フワフワした生地やサラサラした生地など異なる3種類の素材が使われています。赤ちゃんの感覚を刺激し、肌ざわりを楽しめるのも魅力。
内蔵されているサウンドボックスは取り外しておくと、洗濯機での洗浄も可能です。キレイな状態を簡単に保つことができるのは、パパママにも嬉しいポイントですよね。
商品名 | フィッシャープライス おやすみラッコ |
サイズ | 25.0cm×15.5cm×11.0cm |
重量 | – |
対象年齢 | 0ヶ月~ |
販売価格 | 5,500円 |
卒業後のベビーベッドの活用法は?
卒業したベビーベッドは使わなくなった後も、思い出が詰まっている分、処分に抵抗のあるパパママもいるでしょう。ベビーベッドは活用次第で、ベッドとしてではなく別の使い道がありますよ。DIYが得意でなくても再利用できる、ベビーベッドの活用法について紹介します。
DIYを楽しみながら机などにリメイク
DIYが得意なパパママであれば、ゲート部分を切除してしまうなどして机として利用することがおすすめです。元々ベビーベッドであったため、強度は高くしっかりした机が出来上がるでしょう。子どもが赤ちゃんの頃に使っていたベッドが、これからも家具のひとつとして家の中で活躍し続けてくれるのはとても嬉しいことですよね。
ゲートを切り落とす作業となると、専用の工具なども必要になります。家に無い場合には道具を揃えるところから始めなくてはいけないので、上級者向けの活用方法です。
ベビーサークルとして使う
子どもが大きくなってベッドとしては使用できなくなってきても、パパママが立った状態でおむつ替えや着替えをできるスペースとしても役に立ちます。ベビーベッドの種類によっては高さ調整機能の付いたものもあり、床の高さを下げることでベビーサークルとしての活用も可能です。
料理中やトイレ・お風呂など、生活のなかでどうしても赤ちゃんから離れなければならない場面もありますよね。そういったときに、ベビーサークルの中で過ごしてもらえると安心です。
収納スペースにする
赤ちゃんと生活していると、たくさんのタオルやオムツなどとにかく物が増えてしまいますよね。ベビーベッドを卒業した後に手軽に活用するなら、収納スペースとして使うことがおすすめです。ベビーベッドの商品によっては、上段と下段に分けて収納できるものもあるでしょう。
リビングや寝室など、手の届きやすい場所にあえて設置しておくのも、いちいち取り出す手間が省けて便利。一方でベビーベッドはそれなりに面積をとってしまうので、ウォークインクローゼット内などにしまっておくと部屋をスッキリさせることができます。
ベビーベッドはレンタルも検討して
ベビーベッドは意外と使用期間が短いもの。
使用が終わったら収納しておくにも結構スペースを取ってしまいます。
そんな時におすすめなのがベビー用品のレンタルです。
レンタルであれば不要になれば返却すればいいだけなので、収納場所に悩むこともありません。
また、新品を購入するよりも費用を抑えれるので、家計にも優しいですね。
ベビーベッドの卒業後は安全に配慮して快適にすごそう
ベビーベッドの卒業後、どこで寝るかはパパママの就寝スタイルや方針によっても大きく異なるでしょう。どの選択肢を選んでも、最も大切なことは赤ちゃんの安全です。万が一布団から抜け出してしまったときにも、危なくないように日頃から赤ちゃんの手が届くところに危険性のあるものを置かないよう習慣づけておくことをおすすめします。
それぞれのご家庭に合った就寝スタイルを見つけて、赤ちゃんだけでなくパパママもゆっくり休みましょう。
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