赤ちゃんが物音にビクッとするのは、反射運動といわれるもの

子育て・育児

Q.部屋のドアを閉める時、爪を切る音など、ちょっとした物音でもビクッと体を動かして起きてしまうのです。ですので、音をなるべくださないようにびくびくして生活しています。ずっとこんな状態が続くのでしょうか?

生まれたばかりの赤ちゃんには、このように物音に大きく反応することがよくありますよね。
ママもそんな赤ちゃんの反応にビックリして、神経質になりがちです。
反射運動

でも、それはどんな赤ちゃんにもある、反射運動の一つ。神経質になりすぎないで!

 

A.ビクッとするのは、新生児に見られる反射運動のひとつ

うまれたばかりの赤ちゃんには、医師とは関係なく体が自然に動いてしまう「反射運動」が備わっています。特に、うまれたばかりのものを原始反射と呼ぶ場合もあります。ビクッと体を動かす「モロー反射」もその反射運動の一つに過ぎません。これは、驚きや不安のときにものに抱きつく防衛反応と考えられています。新生児期には、大脳皮質の発達が未熟なために、自発運動ができないのです。生まれたばかりの時に、赤ちゃんのお口を触ると、探すように頭を向け、口を開くのも、反射運動のひとつで、赤ちゃんが母乳を得るための原始的な機能です。赤ちゃんの小さな物音への大きな反応に、ママも驚いてしまうかもしれませんが、どの赤ちゃんにもみられることなので心配の必要はありません。

あまり神経質になりすぎないで、ドアの開け閉めは静かにするなど、できる範囲で気を付けてあげればいいでしょう。生後2~3か月もすると、大脳皮質の発達とともに、反射運動も自然に消えていき、自発運動にとって代わられます。また、赤ちゃんも生活の音には少しずつ慣れてきます。

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