「はいはい」ができるようになると、徐々に「つかまり立ち」を始めることに。
これが赤ちゃんが歩き始める最終段階のはじまり。いよいよ二足歩行が目前!
「立っち・あんよ」ってなんだろう?
たっちは何にもつかまらずに一人で立つこと。伝い歩きが上手になり、下半身が安定してくると、自然に脚の力だけで立てるようになります。
その練習の繰り替えしをしていくと、脚の筋力はもちろんのこと、平衡感覚が養われ、手と足を別々に動かす神経運動ができるようになってくるのです。
ここまでくると、もうあんよ(歩き始める)のは目前!
「あんよ」のために必要な4条件
あかちゃんが歩き始めるまでには、4つの条件が整わなければなりません。
1.筋力が整い、自分の体を支えられるようになること。(特に脚腰の筋力が重要です。)
2.小脳などが司るバランスを整える平衡感覚が養われていること。
3.転んでしまった際に、手を出して自分を支えられる瞬発力。
4.赤ちゃんの立ってみたいという好奇心
この4つが揃ってはじめて赤ちゃんは立ち、歩き始めます。
他の赤ちゃんと比べて一喜一憂せずに、ひとつひとつ、ゆっくり焦らずクリアしていきましょう!
共有~感動!赤ちゃんのはじめてのたっち
9か月以前
はいはいの前の移動手段は「ころころ」ですね!
寝たまま横にころころ~っと転がりながら、自分の気になったものの近くに移動します!
このころから、部屋にいろんなものがあると、赤ちゃんが食べたりしてしまうので注意。
赤ちゃんがいる床の上には極力危険物がないかを確かめてから自由に遊ばせてください。
9か月ごろ
おすわりやはいはいから、ママの手やソファなどを支えに、脚を突っ張ってつかまり立ちを始めます。徐々に上半身を真っ直ぐにおこすようになり、脚で体重を支えられるようになります。
11~12か月ごろ
つかまり立ちが安定し、手を移動させ、脚を踏み出して伝い歩きを始める子がでてきます。
平衡感覚と脚や全身の筋力が付いてくると、おすわりから手をついて一人で立ち上がることができます。
1歳~1歳3か月ごろ
たっちをはじめ、中には初めの一歩が出て、よちよち歩きを始める子も。
両手を広げてバランスをとりながら、脚の裏全体を床に着けてがに股で歩きます。
慣れると両手を下げて歩きます。
「立っち・あんよ」ができた!
何かにつかまって立てればつかまり立ちが、なんにもつかまらず、立てるようになれば立っちが、そこから一歩が踏み出せるようになればあんよができたといえるでしょう。
あんよの時期は早い子は8か月ごろ、ゆっくりの子は1歳6か月ごろと幅があります。焦らずその子なりのペースを守りましょう。
たっち・あんよの統計
あるアンケートによると、このような結果がでているようです。
◆ 立っちをはじめたのはいつごろ?
8か月以前 … 11.3%
9か月ごろ … 13.4%
10か月ごろ … 17.5%
11か月ごろ … 18.6%
1歳ごろ … 22.7%
1歳1ヶ月ごろ … 16.5%
◆ 室内で2歩程度歩き始めたのはいつ?をはじめたのはいつごろ?
10か月以前 … 21.1%
11か月ごろ … 24.7%
1歳ごろ … 15.3%
1歳1ヶ月ごろ … 21.2%
1歳2か月ごろ … 5.9%
1歳3か月以降 … 11.8%