胎教におすすめとされる音楽の情報がたくさんあり、何を選んだら良いか迷ってしまいますよね。
活論、胎教におすすめの音楽はママがリラックスできる音楽です。
この記事では、胎教におすすめの音楽はもちろん、胎教の注意点や胎教の目的などをわかりやすく解説します。
記事を読むと、お子さんが生まれた後の話題にもなる胎教がわかるため、最後までご覧ください。
胎教におすすめの音楽

胎教におすすめの音楽は、ママや赤ちゃんがリラックスする曲です。
特にママがリラックスできれば、特定の楽曲というものはないのが現状です。そこで、この章では胎教におすすめとされるジャンルを5つ紹介します。
- クラシック
- オルゴール
- わらべうた
- 英語の曲
- ママが好きな曲
定番のクラシック音楽以外にもいくつかジャンルがあります。そのジャンルの中でもおすすめの楽曲や選ぶポイントをまとめました。自分の興味にあったり、赤ちゃんがよく反応したりしたものを選んでみてくださいね。
クラシック
胎教の定番とされるのがクラシック音楽です。
中でもモーツァルトの曲には、「1/fゆらぎ」が含まれており癒し効果が期待できます。
おすすめの作曲家は以下のとおりです。
モーツアルト、ショパンの曲の中でも胎教に人気なのは以下の楽曲です
自然の音に近いモーツアルト
「アイネクライネナハトムジーク」などに代表されるモーツアルトの楽曲は、アルファ1/fゆらぎという波長が含まれており、大人だけではなく赤ちゃんも癒されます。
胎教に用いられる楽曲はいくつかありますが、例えばDEllaの
胎教モーツァルト【2枚組CD】では、2枚組のディスクの中に合計26曲が収録されています。
曲調が異なるので、色々聞かせてみるとお腹の中から反応が返ってくるかもしれません。いくつか聞かせてみると、赤ちゃんが喜ぶ1曲が見つかるでしょう。
優しい曲調のショパン
モーツアルトに次いで、ショパンの楽曲も胎教に人気があります。ピアノの詩人と称され、「ノクターン」や「雨だれの前奏曲」が代表的です。
「ノクターン」とは、夜想曲という意味で、夜、静かな気持ちの時に月などを眺めながら聞くと癒されるでしょう。この楽曲は、DEllaの
おなかの赤ちゃんへ〜天使のゆりかごにオルゴールバージョンが収録されています。
ショパンの楽曲はいくつかあるので、お気に入りの1曲を探してみてはいかがでしょうか。
オルゴール
優しい音色が特徴のオルゴール音は、胎教に選ばれています。
なぜなら、生まれたばかりの赤ちゃんは高音に興味を示すことが多く、オルゴール音を聴かせると落ち着いて眠りにつきやすいとされているからです。
このため、生まれる前の赤ちゃんもオルゴールの音に興味を示すのではと考えられています。さらに、高音を奏でるのはオルゴールにとどまらず、ハープにも興味を示すとされています。
リピートして聞いてもあきのこないものや、静かな環境でリラックスできる曲を選ぶと良いでしょう。
わらべ歌
わらべ歌は日本に昔から伝わる歌で、リズミカルなのが特徴です。お腹をなでながら呟くように歌うと良いとされています。
赤ちゃんはママの声をお腹の中で聞いているので、生まれてからママのわらべ歌を聞くと穏やかな気持ちになるようです。
わらべ歌には例えば、以下のような歌があります。
さらに、わらべ歌ができた頃の日本の様子を知ることもできます。このように、当時を思いながら赤ちゃんに接せられるのも、魅力の一つです。
英語の曲
英語の曲は、しばしば胎教に使われます。赤ちゃんがお腹にいるうちから音楽を聴かせると、英語が聞き取れる耳になると考える人が少なくないからです。
しかし、科学的根拠はなく「英語が聞き取れるようになったらいいな」というスタンスが大切です。
胎教に使う楽曲に制限はありませんが、ママが聞いても心地よいものにします。ママがご機嫌だと、お腹の赤ちゃんの機嫌も良くなり、反応が返って来るかもしれません。
ちなみに赤ちゃんが成人並みの聴力を得るのは、生後6ヶ月後くらいとされており、この時に英語や日本語の発音の違いを学ぶとされています。
ママが好きな曲
ママが好きな曲は、自分が聞いていて心地いいため胎教におすすめです。好きな曲がかかると気分もあがり、ノリノリになりますよね。
このため、ママが好きな曲には個人差や好みがあるため、全てを紹介することはできません。一方、どの楽曲を選んでも注意点があり、以下の2つが主なものです。
音楽をかけながら運動をする場合、あらかじめ医師に相談した方が良い場合があります。また、音楽の音量は、大きすぎないものが良いとされ、次の章で解説します。
胎教にかける音楽の大きさ

胎教にかける音楽の大きさは、パパ・ママの話し声程度といわれています。赤ちゃんはママのお腹の中にいて、ママと同じように音を感じているため、ママが心地よいと感じる音量が良いとされています。
例えば、スピーカーを使って大音量で流すことはしない方が良いです。大人でも大音量の音楽を聞くとストレスを感じることがあり、身体の小さな赤ちゃんも同じようにストレスを感じるためです。
科学的根拠はありませんが、ママがリラックスする音量で聴かせてあげるのが良いでしょう。
胎教とはお腹の赤ちゃんと対話すること

そもそも胎教とは、お腹の赤ちゃんと対話(コミュニケーション)をとることです。一昔前は、生まれる前から行う英才教育のイメージがありました。
しかし、科学的根拠はなく現代では、親子の対話や妊娠中のママのリラックスが目的とされています。
このため、音楽に限らず話しかけたり、お腹をさすったりすることで赤ちゃんと「対話」できれば、広い意味で胎教となるのです。
また、赤ちゃんと一緒に生活することが胎教となり、無理にするものでもないと考える方もいます。ママが見たり聞いたり体感することで赤ちゃんにも伝わることから「対話」とも考えられるため、自然な形での対話も胎教の1つと言えるでしょう。
胎教はいつから始めてもいい

胎教はいつから始めても良いとされており、基本的にいつから胎教しても構いませんが、妊娠6〜7ヶ月以降からの胎教がおすすめとされています。
おすすめの理由で代表例は以下のとおりです。
- 赤ちゃんの聴覚が発達し、振動を音として認識できる
- 胎動を感じるママが多い
赤ちゃんの聴覚は妊娠6〜7ヶ月以降から発達し、外の振動を音として認識できるため、音楽やママの声を音として認識できると考えられています。
また、胎動を感じるママが多いのもこの頃で、胎教をして反応が返って来ると嬉しさを感じるでしょう。
このように、育児のモチベーションも高まりますので妊娠6〜7ヶ月以降がおすすめです。
音楽以外にもある胎教方法

胎教と聞くと、音楽のイメージがありますが、実は音楽だけが胎教ではありません。
赤ちゃんとのコミュニケーションを取ることが胎教なので、その方法は様々で、例えば、以下のような方法があります。
このように、音楽以外にも胎教の方法があり、ママの気分や気持ちに沿って赤ちゃんに胎教できるよう、順番に解説します。
話しかける
胎教の1つに「話しかける」があります。
お腹の赤ちゃんに話しかけることで、胎動を通じたコミュニケーションが取れることがあります。
ママに限らず、パパや上のお子さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど色々な人の声を聞かせて見てください。
赤ちゃんはお腹の中から反応してくれるかもしれません。このように、胎動を通じて対話できると気分が上がるでしょう。
お腹をさする
「お腹をさする」も胎教の1つで、話しかけながらお腹をさする方もいらっしゃるでしょう。
ママに限らず、パパや子どもたち、ご家族などに優しくさすってもらってください。胎動を通じてコミュニケーションが取れる可能性があります。
また、妊娠線の予防でお腹をさすることも胎教の1つです。妊娠線を予防するマッサージでは、スキンケアする際にお腹に直接ふれます。
この、お腹をさするときに、赤ちゃんとコミュニケーションをとってみてください。
キックゲーム
キックゲームとは、赤ちゃんがお腹の内側から蹴ってきた時に、外側から軽く押して反応を楽しむゲームです。
何度か繰り返していくうちに、ママが叩いたところを赤ちゃんが蹴ってくれる時があります。すると、赤ちゃんの反応が感じられるため、嬉しさが増しますよね。
具体的な手順は以下のとおりです。
- 「キックゲーム始めるよ(するよ)」と始める声をかける
- 赤ちゃんが反応し、蹴ってくれたくれたことを体感する
- 蹴った場所を外から軽く押す
- 同じ場所を蹴ってくれることがある
このように、連続で蹴ってくれるようになるなど、赤ちゃんと双方コミュニケーションができるようになるでしょう。
なお、キックゲームが楽しめるかは、個人差があります。お腹の赤ちゃんの機嫌もあるため、気長に楽しむことが大切です。
絵本を読む
胎教の一つにママが絵本を読むことがあります。ママの声を赤ちゃんは、お腹の中で聞いているため、一緒に楽しむことができるのです。
「生まれてきたらこんな本を読んであげたいな」「いろんな世界にふれてほしい」と願いをこめて読み聞かせると良いでしょう。
胎教で絵本を読み聞かせていると、赤ちゃんが生まれた後も「お腹の中にいるときに読んだ絵本」として、成長したお子さんとの会話の話題にすることもできます。
このように、お子さんの成長とともに、長く一緒に楽しめるため、絵本の読み聞かせはおすすめの胎教の1つです。
胎教するメリットは赤ちゃんへの愛情が増すこと

胎教するメリットは赤ちゃんへの愛情が増すことです。これは、愛情ホルモンである「オキシトシン」が分泌されるからです。
オキシトシンには、不安や恐怖を和らげるとともに、安心感や多幸感を与えるとされています。音楽をはじめとする胎教では、これから生まれてくる赤ちゃんのことを想ってお腹をさすりながらする時が多く、オキシトシンが分泌されると考えられています。
オキシトシンは、赤ちゃんが生まれてからも分泌されますが、愛情を受けたかどうかは、赤ちゃんの発達にも関わるのです。
このように胎教には、赤ちゃんへの愛情が増すとともに、ママへの癒し効果が期待できると考えられています。
デメリットはママがストレスを感じること

胎教のデメリットは、「胎教しなきゃ」と焦ってしまい、ママがイライラしてしまうことです。
ママのイライラは、お腹の赤ちゃんに伝わると考えられており、赤ちゃんにもストレスが移ると考えられています。
このため、一般的に良いとされているクラシック音楽もママが興味がなければ、無理して聞いても、赤ちゃんにとってストレスになる可能性があるでしょう。
ママのリラックスが目的である胎教は、自然体でストレスを感じないように行うのが大切です。
胎教におすすめの音楽からリラックスできるものを選ぼう

胎教におすすめの音楽は、ママがリラックスできる音楽です。
音楽にはクラシックやオルゴールなどいくつかジャンルがありますが、リラックスできたり、お腹の赤ちゃんが喜ぶ反応がみられたりした曲が適しているといえます。
ところで胎教を始めるタイミングは、妊娠6〜7ヶ月以降が適しています。これは、赤ちゃんの聴覚が発達してくるのと、胎動が感じられ、赤ちゃんの反応を楽しめます。
記事を読み、ママと赤ちゃんの興味にあった楽曲選びができたら幸いです。