自転車を使用する子育てママたちにとって、自転車用チャイルドシートは必需品の一つです。特に後ろ乗せタイプは長く使えて実用的なので、多くのママたちに選ばれています。 しかし「1歳の子を乗せても大丈夫かな?」「安全な商品の選び方がわからない…」など、はじめて購入する時はいろいろ不安に感じることも多いですよね。 この記事では、後ろ乗せチャイルドシートの基礎知識から選び方のポイント、おすすめ商品まで徹底的に解説いたします。子どもの年齢や普段の使い方に合わせて、ぴったりな商品を見つけていきましょう。
自転車用チャイルドシートの基礎知識
チャイルドシートの種類と特徴
自転車用チャイルドシートは、大きく分けて「前乗せ」と「後ろ乗せ」の2種類があります。前乗せは1〜3歳くらい、後ろ乗せは1〜6歳くらいまで使うことができるのが特徴です。 また、チャイルドシートを選ぶ際は安全性が確保されている「SGマーク」(製品安全協会の安全基準に合格した証)がついた商品を選ぶことをおすすめします。このマークがついている商品は、「衝撃に強いかどうか」「長く使えるか」などの厳しい安全チェックを受けたものです。もしものときには、保険のような補償も受けられますよ。
取り付け可能な自転車の条件
まずは、お持ちの自転車にチャイルドシートを取り付けられるかどうかをチェックしましょう。折りたたみ自転車やマウンテンバイクなどには取り付けができないため注意してください。
- 26〜27インチの一般的な自転車
- ママチャリ(シティサイクル)
- 電動アシスト自転車
また、安全性の面から自転車本体に関して以下の点もチェックしてみてください。
- フレームの強度が十分あること
- リアキャリア(荷台)が頑丈に固定されていること
- ブレーキの性能が良好であること
- スタンドが安定していること(両足スタンドを推奨)
自転車用後ろ乗せチャイルドシートのメリット・デメリット
自転車用のチャイルドシートを選ぶとき、多くの方が前乗せと後ろ乗せのどちらを選ぶべきか悩みますよね。特に後ろ乗せタイプは長く使えることから人気がありますが、メリット・デメリットをしっかり理解して選ぶことが大切です。
子どもが動いても安定しやすく「前かご」の使用が可能
後ろ乗せのメリットは、自転車が安定しやすいことです。子どもを後ろに乗せていると、重心が低めになるので、子どもが少し動いても動き回っても自転車がグラグラしません。 前乗せに比べて運転がとてもスムーズなので、長距離でもパパ・ママが疲れにくいのも嬉しいポイントですね。 また、前のかごが使えるのも魅力的です。お買い物に行くときも荷物をカゴに入れられるので、子どもとのお出かけがとても楽になります。
子どもの様子が確認しにくいので注意
後ろ乗せの最大のデメリットは、走行中に子どもの様子が見えにくいということです。前乗せなら目の前にいる子どもの表情や動きがすぐ分かりますが、後ろ乗せだとそれが難しくなります。対策として、バックミラーを付けたり、こまめに声をかけたりする工夫が必要になってきます。
前のせチャイルドシートとの比較ポイント
前乗せと後ろ乗せでは、使える期間に大きな違いがあります。前乗せは1~3歳くらいまでの短い期間しか使えませんが、後ろ乗せは1~6歳くらいまでの長い期間使えます。そのため後ろ乗せの方が、コスパが高いといえます。 ご家族の生活スタイルや使い方に合わせて、特徴をよく理解した上で選びましょう。
1歳から後ろ乗せチャイルドシートは使える?
後ろ乗せチャイルドシートは1歳(12ヶ月)から使用できますが、子どもの様子が確認しづらいため、子どもの成長に合わせて慎重に使用するか判断する必要があります。1歳からの使用を考えている方は、特に安全性の高い商品選びが大切になります。 必ずSGマークがついている商品を選んでくださいね。
さらに、こんなポイントもチェックしてみましょう。
- 首をしっかり支えるヘッドレストがついている
- 5点式シートベルトがついている
- クッションがしっかりしていて体をホールドできる
1歳児さんは、特に上半身がぐらつきやすいので、体をしっかり支える構造が必要になります。また、実際に使うときは、以下のポイントに気を付けて走りましょう。
- 乗せ降ろしは必ず平らな場所で
- 両足スタンドを使用して自転車を完全に固定
- ヘルメットは必ず着用
- 走行中は急な動きを避け、安定した速度で
- 定期的に体重をチェックし、制限を超えていないか確認
後ろ乗せチャイルドシートの選び方のポイント
子どもの年齢と安全性をチェック
後ろ乗せチャイルドシートは、1歳から6歳まで長く使えるのが特徴ですが、商品によって使える年齢が違うこともあるので、必ず確認しましょう。 安全マークの「SGマーク」がついているかどうかも忘れずにチェックしてください。安価な海外の商品にはついていないこともあるので要注意です。 さらにお子さんの体をしっかり固定できる5点式ベルトがついているものがおすすめです。肩、腰、股の5箇所で支えるので、3点式より安定感があって、子どもをしっかり固定させて乗せることができます。
自転車にしっかり取り付けができるかを確認
お持ちの自転車に合った商品を選ぶことも大切です。自転車の種類や型によって取り付けができないこともあるので、しっかり確認してから購入しましょう。 また、パパやママの身長に合わせて、お子さんの乗せ降ろしがしやすい位置に取り付けられるかもチェックしてみましょう。乗せ降ろしは、毎日何度もする動作なので選ぶ際の大切なポイントになります。
快適に長く使えるかチェック
後ろ乗せチャイルドシートは長い間使うものなので、子どもが快適に乗れるかも大切なポイントです。特に成長に合わせて足置き(フッドレスト)の位置を調整できる機能がついているものが便利です。首をしっかり支えるヘッドレスト付きなら、揺れによる負担も減らせます。座面が硬いと「揺れるとおしりが痛い」と言われてしまうこともあるので、座り心地の良いクッションがついているものもおすすめです。
安心して使える機能をチェック
毎日使うものだから、安全機能以外の実用的な機能も大切です。園のお迎えが遅くなるなど夜間の走行がある方は、夜道でも光って目立つ反射材(リフレクター)があるかも確認してみてください。 また、雨や強い日差しにも強い素材でできているかもチェックしてみましょう。さらに、シートは汚れやすいためお手入れがしやすいかどうかもあわせてチェックしておくといいですね。
コスパも考えて選ぶ
長く使える後ろ乗せチャイルドシートは、5~6年近く愛用できるため、品質の良い製品を選ぶことをおすすめします。購入時は値段が気になるかもしれませんが、子どもの成長に合わせて5〜6年使うことを考えると、少し高くても安全で快適な上位モデルがおすすめですよ。 クッションやベルトなど消耗しやすい部分が交換できるタイプなら、さらに長く快適に使えます。機能性と値段のバランスを考えながら、親子で楽しく自転車に乗れる製品を選びましょう。
おすすめの後ろ乗せチャイルドシート10選
定番人気のOGKシリーズ
1.OGK技研 RBC-015DX
1歳から小学校に入る前まで長く使える後ろ乗せチャイルドシートです。頭の横までしっかり守るワイドなヘッドレストと、お子さんの成長に合わせて2段階で調節できるフッドレストが特徴です。5点式シートベルトで安全性も高く、体重24kgまで使えます。シンプルで使いやすいので、はじめてチャイルドシートを検討している方におすすめの商品です。
2.OGK技研 リアキッズシート (RBCシリーズ)RBC-011DX3
キッズデザインアワードを受賞した高機能な後ろ乗せチャイルドシートです。高さを自由に調節できるワイドヘッドレストと、4段階で調節できるステップで、子どもの成長に合わせて快適な乗り心地を実現します。5点式シートベルトで安全性も高く、機能性と快適さにこだわりたい方におすすめです。
3. OGK 後ろ子供のせ RBC-009S3
背中が開いた通気性の良いタイプの後ろ乗せチャイルドシートです。風通しが良いので、暑い夏でも快適に過ごせます。約2.7kgと軽いのも特徴で、チャイルドシートを外したときは後ろカゴとしても使える便利な設計が特徴です。シンプルな機能と手頃な値段で、普段使いを重視する方におすすめです。
高機能な国内ブランド
4. BRIDGESTONE(ブリヂストン) HYDEE.Ⅱリヤチャイルドシートセット 5点式
ブリヂストンの電動アシスト自転車HYDEE.II専用の商品で、快適さと安全性を追求した後ろ乗せチャイルドシートです。丈夫な金属製のバックルと便利な留め具を採用した5点式シートベルトで、子どもをしっかり固定できます。クッションも標準装備で、幼児2人同乗にも対応する高機能モデルです。HYDEE.IIで快適な親子のお出かけを楽しみたい方におすすめです。
5.BRIDGESTONE(ブリヂストン) ルラビーデラックス2 (リヤ用) 5点式ベルト
使いやすさを重視した後ろ乗せチャイルドシートです。5点式シートベルトを採用し、2段階で調節できる足置きと上下の高さが調整できるヘッドガードで、子どもの成長に合わせて快適に使えます。荷物ガードは簡易的なカゴとしても使え、実用的な設計が特徴です。機能性と使いやすさのバランスを求める方におすすめです。
デザイン性の高い注目モデル
6. OGK技研 オージーケー技研 urban iki 自転車 チャイルドシート 子供乗せ フロントシート/リヤシート
オランダのデザインと日本の技術を組み合わせた後ろ乗せチャイルドシートです。9ヶ月から6歳未満まで使え、すっきりとしたおしゃれな形なのに、700万台以上の販売実績が証明する安全性も備えています。デザインと機能性にこだわる方におすすめです。
7.THULE(スーリー) Thule Yepp Nexxt Maxi Frame Mount Mintgreen (Mint) フレーム取付タイプ 12080225
北欧デザインのおしゃれな後ろ乗せチャイルドシート。珍しくマウンテンバイクにも取り付けができる商品です。マグネット式の安全バックルと調節できる5点式ベルトで安全性を確保し、衝撃を吸収する柔らかいシートで快適な乗り心地を実現します。フッドレストも子どもの成長に合わせて調節可能です。デザインと快適さを重視する方、マウンテンバイクでの使用を考えている方におすすめです。
8.ブリヂストン(BRIDGESTON)【新型】bikke◆リヤチャイルドシート 後ろ
デザインと機能性を両立した後ろ乗せチャイルドシート。便利な留め具と5点式シートベルトで簡単かつ安全な装着を実現し、調整できるヘッドガードとフッドレストで子どもの成長に対応できます。標準装備のカラフルなクッションとかわいいアルファベットシールで、おしゃれなbikkeシリーズのオーナーにぴったりです。
使いやすさ重視の実用モデル
9.SHOYO(ショウヨウ) 後用メッシュチェアー SY-3
シンプルな設計の後ろ乗せチャイルドシート。メッシュ素材を使って通気性が良く、設置の仕方もシンプルなため、扱いやすいのが特徴です。手頃な値段で基本的な性能を備えているため、たまにしか使わないという方やまずは試してみたいという方にぴったりです。
10. Polisport(ポリスポート) 自転車用チャイルドシート BILBYーSG CF
工具がなくても簡単に着け外しができる後ろ乗せチャイルドシートです。人間の体の特徴を考えた設計で安全性と乗り心地を両立し、5点式ベルトでしっかり子どもを固定します。カラーバリエーションが豊富で軽い(約2.6kg)のが特徴です。ヨーロッパテイストのデザインと使いやすさを求める方におすすめです。
購入前にレンタルで試すのもおすすめ
自転車用チャイルドシートは大切なお買い物だからこそ、購入前に実際に使ってみることもおすすめです。ベビレンタでは、人気のチャイルドシートのレンタルも行っています。レンタルなら、子どもの体格に合っているか、自転車への取り付けは簡単か、使い勝手は良いかなど、気になるポイントをしっかり試すことができるのでおすすめです。
子どもと安全・快適に自転車を楽しもう
後ろ乗せチャイルドシートは、お子さんとの大切な思い出を作る相棒のような存在です。安全性はもちろん、快適さや使いやすさ、そしてお子さんの成長に合わせた機能など、家族の生活スタイルに合った商品を選ぶことが大切です。 ここまで紹介してきた選び方のポイントと商品情報を参考に、ぜひ理想の一台を見つけてください。