【初心者必見】コンビのチャイルドシートの正しい付け方!確実で安全な取り付け方法を詳しく解説

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「コンビのチャイルドシートを車に付けたいけど、取り付け方がわからない!」 「正しく付けられているか自信がない!」 以上のような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか? 私も以前、車にチャイルドシートを付けたとき、想像以上に複雑で時間がかかりました。しかし、適当にチャイルドシートを付けてしまうと、事故のときにチャイルドシートの本来の機能が十分に発揮されません。 そこでこの記事では、人気のメーカー「コンビ」のチャイルドシートについて以下の内容を解説していきます。

  • コンビ製チャイルドシートの取り付け方
  • チャイルドシートを付ける前に確認すべき4つのポイント
  • 後ろ向き装着の安全性と切り替え時期の目安

特に、チャイルドシートをこれから用意するプレママさん・プレパパさんには読んでいただきたい内容になっています。 ぜひこの記事を参考に、正しいチャイルドシートの取り付け方を知り、安心・安全なお出かけをお子さんと楽しみましょう。

【タイプ別】コンビ製チャイルドシートの取り付け方

チャイルドシートを固定する方法は2つあります。

  • ISOFIXで固定する場合
  • シートベルトで固定する場合

それぞれの手順を紹介していきます。

ISOFIXで固定する場合

ISOFIXとは、世界中で標準となっているチャイルドシートの固定方法です。2012年7月から日本の新型車はすべてISOFIXに対応するよう義務化されました。「簡単・確実・安心」に取り付けられるので、ISOFIX対応のチャイルドシートはおすすめです。

ISOFIX対応のコンビ製チャイルドシートの取り付け手順をご紹介します。

1.チャイルドシートを車のシートに寝かせ、サポートレッグを引き出す。
2.コネクターハンドルを回しながら左右のコネクターを最大まで引き出し、車両のISOFIX取付金具に差し込む。(インジケーターが緑に変わるのを確認)
3.片側ずつコネクターハンドルを回しながら本体を強く押し、本体の背面を車両の背もたれに密着させる。
4.チャイルドシート全体を押し込み、さらに固定する。
5.サポートレッグをフロアに接するまで伸ばしロックを確認。ロック解除ボタンを押しながら必要に応じて長さを調節する。(車両シートと本体に隙間ができないよう注意)
6.チャイルドシートを揺らしてしっかり固定されていることを確認する。

シートベルトで固定する場合

シートベルト方式は、車種や年式に限らずどの車にも付けられます。しかし、シートベルトの締め付けが緩いと上手く固定できないため、十分に注意して使用しましょう。

シートベルト固定式のコンビ製チャイルドシートの取り付け手順をご紹介します。

1.サポートレッグを取り付けた状態でチャイルドシートを車のシートに置く。
2.回転レバーを押しながら後ろ向きにし、リクライニングレバーで最も起こした角度にする。
3.シートベルトをねじれないように通し穴に通し、反対側のバックルに差し込み金具を差し込む。(シートベルトはベルトガイド下を通る)
4.ドア側のオレンジ色のロック機構を開け、肩ベルトを通してロック機構を閉じる。(肩ベルトはベルトガイド上、腰ベルトはベルトガイド下を通る)
5.チャイルドシートを押さえながらロック機構に通した肩ベルトを地面と平行に強く引いてしっかり固定する。
6.チャイルドシートを揺らして固定状態を確認し、サポートレッグをフロアに接する長さに調節する。


チャイルドシートを設置したあとも、子どもを乗せてハーネスを調節するなど、正しく使うための調整が必要です。取扱説明書を必ず読んでから使用しましょう。

チャイルドシートを付ける前に確認すべき4つのポイント

チャイルドシートの取り付けは慣れれば簡単ですが、最初は多くの方が苦戦します。スムーズに取り付けるには、以下の4点を確認してください。

  1. 車に適合しているか
  2. 取扱説明書を読み込んだか
  3. 車内の取り付け位置は安全か
  4. 必要な付属品は揃っているか

作業を始める前の準備が大切です。

1.車に対応しているか

まずはお手持ちのチャイルドシートが、ISOFIXまたはシートベルトのどちらに対応しているかを確認します。車種によっては、シートの形や車内のスペースが狭いなど設置が難しいことも。 特に、ISOFIX対応の場合は、チャイルドシートによって取り付けられる車種が決まっているので、製品ごとの「取付確認車種リスト」を必ずチェックしておきましょう。 車に対応しているのに、ガタツキがあったりおさまりが悪かったりする場合は、無理に使用を続けずメーカーやレンタル元に相談してください。

2.取扱説明書を読み込んだか

チャイルドシートの取り付けは、狭い車内で作業するので初めは苦戦する方がほとんどです。スムーズに設置するには、作業前に取扱説明書をしっかりと読み込みましょう。 最近では設置方法のページに、取り付け手順の動画のQRコードも記載されています。動画でも付け方を確認するとイメージしやすくなるので、ぜひチェックしてみてください。 チャイルドシートは命を守る道具です。安全に使えるよう正しい使い方を身につけましょう。

3.車内の取り付け位置は安全か

チャイルドシートは後部座席に取り付けましょう。車の中心位置に近いため、外からの衝撃を受けるリスクが低くなります。 例えば、助手席に取り付けると、大人が乗るよりも人とエアバッグの距離が近くなり、膨らんだエアバッグに押し上げられてしまいます。そのため、助手席への取り付けは、事故の際に危険性が高まるのでおすすめできません。 ヘッドレストなど車内のものがチャイルドシートに干渉しないよう、取り付け位置の近くは邪魔になるものを片付けましょう。

4.必要な付属品は揃っているか

新品購入でない場合は特に、説明書のリスト通りに付属品や部品が揃っているかを確認してください。 作業を始めてから部品・付属品がないことに気づくと「まあいいか」と揃っていないまま使用しがちです。正しく使うためにも部品が揃っていない場合は、メーカーやレンタル元などに問い合わせてください。 他にも、チャイルドシート本体の部位の名前も確認しておくと作業がスムーズに進みます。

チャイルドシートを正しく取り付けることの重要性

万が一の事故の際、チャイルドシートの機能を発揮するには、正しく取り付けて使用することが大切です。「警察庁/JAF合同チャイルドシート取り付け状況全国調査2024年度」によると、全体の44.3%、半数近くが正しく取り付け・使用ができていないという結果になっています。

【乳児用・幼児用のミスユースの内訳】

1位:ハーネスの締め付け不適正

2位:ハーネスの高さ調整違い

3位:ハーネスのねじれ、よじれ

参考:JAF|チャイルドシート使用状況全国調査(2024)

チャイルドシートを設置したあとも、ハーネスの締め付けや長さ、ガタツキなど毎日点検と調節をしてください。お子さんの成長に合わせて正しく使えているか、説明書を都度読み返すようにしましょう。

後ろ向き装着の安全性と切り替え時期の目安

新生児から対応しているチャイルドシートはどの製品も、最低でも1歳頃までは後ろ向きに装着するよう決められています。その理由と前向きに切り替えるタイミングの目安をご紹介します。

なぜ後ろ向き装着が安全なのか?

チャイルドシートに後ろ向きで乗せると、事故における子どもの首や脊椎への衝撃を最小限に抑えられます。乳幼児は体に対して頭が大きいため、前向き装着の場合、事故の際に頭が前方に投げ出され、首や脊椎に大きな負担がかかるからです。 後ろ向きに乗せた場合、シート全体が衝撃を吸収し、背中の広い面で受け止め分散できます。後ろ向き装着は、乳幼児の未発達な体を守るために適した乗せ方のため、早すぎる前向きへの切り替えは危険です。 次に紹介する切り替え時期の目安を参考に、後ろ向きで充分な期間使用することを徹底しましょう。

前向きに切り替えるタイミングは?

生後何ヵ月まで後ろ向きで乗せるべきかは、月齢だけでなく身長・体重で、決められています。 チャイルドシートの安全基準から見ると、R44基準に適合する製品は、生後12ヵ月頃(体重9kg未満)まで後ろ向きでの装着が推奨されています。また、R129基準に適合する製品は、生後15ヵ月未満かつ身長76cm未満まで、後ろ向きでの使用が必要です。 具体的なコンビの製品例として「クルムーヴアドバンスISOFIXシリーズ」や「クルムーヴコンパクトシリーズ」では、身長76cmかつ月齢15ヵ月以上になると前向きで乗せられます。 メーカーや製品によって、後ろ向き使用の推奨期間は異なります。お子さまの安全を確保するために取扱説明書を読んで、正しい使用期間を守りましょう。

コンビ製チャイルドシートの人気シリーズ紹介

コンビには、さまざまなニーズに応えるためたくさんのチャイルドシートがあります。

  • THE S シリーズ
  • クルムーヴ シリーズ
  • ウィゴー シリーズ
  • ジョイトリップ シリーズ

以上の代表的なシリーズをご紹介します。

THE S シリーズ

SAFETY(安全)とSEPARATE(セパレート)を両立したプレミアムモデルです。座面が分かれて持ち運びができるので、寝ている赤ちゃんを起こさずに室内に移動できます。 また、トラベルシステム対応のベビーカー「THE S Go」があれば、チャイルドシートから降ろすことなくベビーカーに乗せることが可能です。 新安全基準「R129」適合でエッグショック(衝撃吸収素材)搭載、ISOFIX対応と安全性も最上級のモデルになります。

クルムーヴ シリーズ

クルムーヴ シリーズは360°回転式のコンパクトなモデルになります。「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2024」のチャイルドシート部門で第一位を受賞したシリーズです。 ニーズに合わせてモデルが選べるのも特徴で、以下のような製品があります。 クルムーヴ コンパクト:軽自動車やコンパクトカーでも使いやすいボディの小さいタイプ クルムーヴ ロング:1台で着用義務の期間を丸ごとカバーできるロングユースタイプ クルムーヴシリーズも新安全基準「R129」適合でエッグショック搭載、ISOFIXに対応しているので、安全性と機能性に優れています。セパレート機能が不要な方は、クルムーヴシリーズを選ぶと間違いないでしょう。

ウィゴー シリーズ

ウィゴーは回転式ではなく固定の椅子型チャイルドシートです。 ウィゴーシリーズは4製品あり、プロテクト機能の有無や、対象年齢などのさまざまなニーズから選ぶことが可能です。シートベルト取付で安全基準は最新ではない「R44」に適合しています。 しかし、頭部のエッグショックや、ドア側の衝撃から身を守る機能「サイドプロテクション」が搭載されており、安全性も備えているのが特徴です。 新生児から使用できるわりにお値打ち価格なので、コストパフォーマンスに優れたモデルといえるでしょう。

ジョイトリップ シリーズ

1歳頃〜11歳頃まで使用できる、チャイルドシート&ジュニアシートのシリーズです。 ジョイトリップは多くの種類があり、中でも人気の「アドバンスシリーズ」は、いずれも新安全基準「R129」適合で安全性も十分あります。腰回りを支えるランバーサポート、サンシェードの有無など、欲しい機能を選べる点もうれしいポイントです。 ジョイトリップシリーズは価格差が大きいので、使用期間を考えて、モデルごとの機能面を比較しながら検討しましょう。

チャイルドシートはレンタルもおすすめ

チャイルドシートは使える期間が限られており、高価なものが多いのでレンタルがおすすめです。 「ベビレンタ」では、コンビをはじめ人気のチャイルドシートを、最短3日間から貸し出しています。里帰り出産や帰省など、単発の用事でチャイルドシートを使いたい場合や、購入前のお試しにぴったりです。 また、ベビレンタは午前10時までに注文すると最短翌日にお届けします。突発的にチャイルドシートが必要になった場合は、どのレンタルショップよりも早く手配が可能です。 長期間のレンタルも、購入するよりお値打ちな価格設定になっています。 そのため、新生児から1歳頃まではレンタルして、その後ロングユースタイプを購入するなどの使い方にもおすすめです。

まとめ

チャイルドシートは、万が一の事故の際に効果を発揮するものです。付け方が間違っていると、お子さんを危険から守れません。取扱説明書を読み込み、正しく取り付けられているかをチェックしましょう。 設置した後も使用するたびに正しく装着できているか、ハーネスを調節するなど日頃の点検も大切です。お子さんの成長に合ったチャイルドシートを正しく使用し、安心・安全なお出かけをお子さんと楽しみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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