出産後なのに妊娠中毒症??
妊娠中はとくに妊娠中毒症の症状はなかったのですが、出産後血圧が上がり、尿にたんぱくが出ることがあります。また、高血圧で体調も悪い・体がだるい・フラフラする・しんどいなどという症状がでるママは少なくありません。これはどういうことでしょうか。ほんとうは妊娠中毒症だったのでしょうか。
妊娠中毒症のメカニズムはどうなってるの!?
妊娠中毒症の発症のメカニズムについては、まだわからないところがたくさんありますが、一般的には妊娠中毒症は妊娠20週以後32週未満に発症する早発型と、32週以後に発症する遅発型に分けられています。
最近は、妊娠中の生活管理がよくなったことで発症の予防が効果をあげ、妊娠中は異常なく産後になって高血圧などの症状をあらわすものが見られます。妊娠中毒症と診断されるのは収縮期血圧が140mmHg、拡張期血圧が90mmHgを超えたり、尿たんぱくが30mg/dl以上であったり、浮腫を認めるときであって、妊娠中はなんともなくて、産褥期にこれらが陽性となった場合であっても「ほんとうは妊娠中から妊娠中毒症であった」ということではありません。
どうやったら治るの?
所々ありますが、基本的にはお医者さんにかかってお薬による治療を受けてください。
友人の間では、小児用バファリンは血流をよくするために服用していたという方が多く、それによって浮腫などを解消されることもあるようです。また、コーン茶を飲んで、とにかく利尿作用を高めて塩分は、お味噌汁などは極力控えるなどの毎日の食生活の改善も必要かも知れません。
また、計測という意味ですと、市販の蛋白や糖を計測する試験紙で時折尿のチェックなどをしてみるといいかもしれません。
授乳中は安静がとれない、食事の制限も限界があるなどのむずかしい点はありますが、塩分と脂肪の摂取の制限をすることで、1~2か月で正常となることが多いようです。それ以上続くときや、血縁関係の方に高血圧の方がいるときには内科を受診されておくことをおすすめします。