赤ちゃんが産まれる前後に購入する方が多いベビーベッド。価格、サイズ、収納力、機能性、デザインなどたくさんの種類があり、どれにしようか悩みますよね。
また、生後6ヶ月頃になって赤ちゃんがハイハイできるようになると、部屋の中の危険な場所やものから守るためにベビーサークルの購入も検討するようになります。
しかし、いくつも大型ベビー用品を部屋に置くのは難しい場合もあるのが実情です。
そんなときにぴったりなのが、実用的でコスパ良く使えるベビーサークル兼ベビーベッドです。
そこで今回は、ベビーサークル兼用ベビーベッドにはどんな特徴があるのかを、メリットやデメリット、おすすめ品と合わせてご紹介します。
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実用的でコスパ◎ベビーサークル兼用ベビーベッドとは?
ベビーサークル兼用ベビーベッドとは、その名の通りベビーサークルとベビーベッドの役割を兼ね備えたもののことです。寝ている時間が長い赤ちゃんの頃はベビーベッドとして使い、ハイハイするようになったら怪我や事故から赤ちゃんを守るためにベビーサークルとしても使えるのが魅力です。
ベビーサークル兼用ベビーベッドなら、ベビーベッドからベビーサークルに組み替える手間やベビーサークルとしては狭さを感じる場合があるものの、新たに買い足しが要らないのでお財布にやさしく、ベビー用品が増えて部屋を圧迫することもありません。
ベビーベッドとベビーサークルの良いところを兼ね備え、コスパ抜群で置き場所にも困らないのがベビーサークル兼用ベビーベッドなのです。
ベビーサークル兼用ベビーベッドにはどんな種類がある?
ベビーサークル兼用ベビーベッドは、メーカーによってさまざまなサイズや機能性を兼ね備えたものが販売されています。ここではどのような種類があるのかを確認し、選ぶときの参考にしましょう。
- ベビーベッドの床やキャスターを取り外してベビーサークルに
- ベビーベッド、ベビーサークル、キッズベンチとして使える3WAYタイプ
- 壁も床もマットでできたサークルマット
- 持ち運べてお昼寝にも使えるプレイヤード
ベビーベッドの床やキャスターを取り外してベビーサークルに
ベビー布団を置いていた床段や収納スペースに使っていた床段、商品によってはキャスターも外してベビーサークルに組み買えるタイプのベビーサークル兼ベビーベッドがあります。
ベビーベッドのサイズのままで使うタイプや、上下を2つに分けてベビーベッドを横並びに広げてベビーサークルとして使うタイプもあります。
使い慣れたベビーベッドなので赤ちゃんも安心して過ごせるメリットがある一方で、狭いと感じて出たがる赤ちゃんもいるようです。
ベビーベッド、ベビーサークル、キッズベンチとして使える3WAYタイプ
3WAYタイプは、ベビーベッド、ベビーサークル、キッズベンチとして組み替えが可能で、お子さんが成長してからも長く使えるアイテムです。大きなベビーベッドは使っていないときの保管場所に困るものですが、キッズベンチとして部屋に置いて活用できれば、第二子以降のお子さんが産まれるまでの間の収納場所にも困りません。
壁も床もマットでできたサークルマット
お昼寝用マットとベビーサークルが兼用になったものが、サークルマット。赤ちゃんの頃は日中のお昼寝場所として活用、ハイハイするようになったらマットの形を変えて壁を作ってベビーサークルとして使用、成長したら遊ぶスペースとしても使えるのが特徴です。ほどよくやわらかいマットの上なら、赤ちゃんやお子さんも快適に過ごせます。ただし、お昼寝用マットとして使うときは睡眠中の事故防止のため、対象年齢や使用上の注意を確認してからご使用ください。
持ち運べてお昼寝にも使えるプレイヤード
プレイヤードはもともとは赤ちゃんが遊ぶ場所として作られたもので、赤ちゃんがぶつかっても痛くないように周りの壁がメッシュ素材でできているものが一般的です。ベビー布団などを敷けば、お昼寝や就寝場所としても使えます。
ここで知っておきたいのが、国内で販売されている睡眠用のベビーベッドには、PSCマークとSGマークの2つのマークが表示されていることです。
プレイヤードの中には、PSCマークとSGマークが表示されておらず、就寝用のベビーベッドとして使用できないものがあります。
経済産業省は、一般消費者の生命又は身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多いと認められる製品を特定製品として指定し、特定製品販売や製造を行う事業者に、PSCマーク取得を義務付けています。ベビーベッドはこの特定製品に該当します。
また、一般財団法人 製品安全協会は、乳幼児用ベッドの安全性品質及び消費者が誤った使用をしないための必要事項を定め、一般消費者の身体に対する危害の防止及び生命の安全を図ることを目的とした安全基準をクリアしたものにSGマークを付与しています。ベビーベッドはこの基準をクリアしている必要があります。
ベビーサークル兼ベビーベッドを就寝用として使用する場合は、PSCマークとSGマークが表示されている製品を選びましょう。さらに、取り扱い説明書をよく読み、分からないことはメーカーに問い合わせをして安全な使い方をしてくださいね。
機能性抜群で便利!ベビーサークル兼用ベビーベッドのおすすめ品
赤ちゃんの就寝用ベッドとしてのみならず、ハイハイするようになったお子さんの安全を守るベビーサークルとしても使えるベビーサークル兼用ベビーベッド。ここでは、実際にどんな商品があるのかご紹介します。
- ミニジョイントベッド ネオ ファルスカ(farska)
- サークルマット zemzem
- スリーピー チェリッシュ 石崎家具
- ココネル エアー AB アップリカ(aprica)
ミニジョイントベッド ネオ ファルスカ(farska)
ファルスカのミニジョイントベッド ネオは、ミニサイズ(内寸:約W90xD60cm)のベビーベッドとベビーサークルとしての使用のみならず、キッズベンチとして約6歳まで長く使えます。省スペース&コンパクト設計とインテリアになじみやすい自然なデザインで、部屋の中に置いても圧迫感を感じにくいのも魅力です。
ミニジョイントベッド ネオ ファルスカ(farska) ミニサイズ/コンパクトベビーベッド
サークルマット zemzem (ジェムジェム)
zemzemのサークルマットは、新生児から5歳頃まで形を変えて長く使えるのが特徴のサークルマットです。生後6ヶ月頃まではおねんねスペースとして、生後6ヶ月~1歳頃までは安全ガードとして、1歳~3歳までは遊び場として、3歳~5歳はバタバタ走り回る時期の防音対策として長く使えます。4cmの厚みのあるマットなので、ぶつかっても痛くなく、転倒の衝撃からも守ってくれるのがうれしいポイントです。こちらは、夜の就寝用として使うベビーベッドではありません。
スリーピー チェリッシュ 石崎家具
石崎家具のスリーピー チェリッシュは、標準サイズのベビーベッドで、床板を下段に設置すれば、ベビーサークル代わりとしても使えます。天然木を主材に使用し、塗料・接着剤などは「ホルムアルデヒド放散等級区分国内最高基準F☆☆☆☆」を取得した赤ちゃんにやさしい材料を使用しているのが特徴です。
スリーピー チェリッシュ 石崎家具 レギュラーサイズベビーベッド
ココネル エアー AB アップリカ(aprica)
アップリカのココネル エアーABは、折りたたんで持ち運びができるミニサイズのベビーベッドですが、床板の高さを変えれば赤ちゃんの遊び場としても使用できます。メッシュ素材の壁で囲われており、赤ちゃんが当たっても痛くないような作りが特徴です。赤ちゃんの就寝用のベビーベッドとしても使える基準を満たしており、PSCマークとSGマークが表示されています。
ココネル エアー AB アップリカ(aprica) ミニサイズ/コンパクトベビーベッド
ベビーサークル兼用ベビーベッドのメリット、向いている場合
ベビーサークル兼用ベビーベッドは、形を組み替えれば、ハイハイができるようになった赤ちゃんを危険から守るベビーサークルとしても使える便利なアイテム。では、具体的にどんなメリットがあり、どんな人が向いているのかを確認して準備するときの参考にしましょう。
- 出費を抑えて長く使える
- 狭スペースでも置きやすい
- 使わないときの収納場所に困らない
出費を抑えて長く使える
赤ちゃんの成長とともに必要なベビー用品も変わってくるため、その都度購入していると費用もかかります。また、ベビーベッドやベビーサークルを買ったけれど、赤ちゃんが嫌がって使えず、痛い出費となってしまう場合もあるでしょう。ベビーサークル兼用ベビーベッドは、1つで2つの役割を兼ね備えており、必要最低限の出費ですむことや使いまわしが効いて長く使えるので、お財布にもやさしいと言えます。
狭スペースでも置きやすい
日中、赤ちゃんが過ごすリビングにベビーベッドもベビーサークルも置いてあると、部屋の中が圧迫されてしまう場合があります。ベビーサークル兼用ベビーベッドなら、スッキリと赤ちゃんの睡眠スペースと安全な遊び場所の確保ができるので、ベビー用品を置くスペースが限られているご家庭にとっては使いやすいアイテムです。
使わないときの収納場所に困らない
ベビーベッドで赤ちゃんが寝なくなったあと、収納場所がなければ自宅で保管できないですよね。組み替えてベビーサークルやキッズベンチにもなるベビーベッドなら、部屋の中でそのまま活用できるので、収納に困ることもありません。
ベビーサークル兼用ベビーベッドのデメリット、向いていない場合
機能性抜群で便利なベビーサークル兼用ベビーベッドですが、デメリットもあります。どんなときに、デメリットを感じたり、向いていないと思うのかを確認し、準備したあとに後悔をしないようにしましょう。
- 赤ちゃんがベビーベッドやベビーサークを嫌がる
- ベビーサークルとしては狭い
- ベビーベッドからベビーサークルに組み替える手間がかかる
赤ちゃんがベビーベッドやベビーサークを嫌がる
赤ちゃんによっては、ベビーベッドもベビーサークルも狭く感じたり、ママのところに自分の意思で行けなくなり、泣いて出ようとする場合があります。せっかく機能性に富んで長く使えるものを選んで準備したのに、ベビーベッドとしてもベビーサークルとしても使えない可能性もあるでしょう。
ベビーサークルとしては狭い
ベビーベッドをベビーサークルに組み替えるためベビーサークルとしては狭く、たくさん動く赤ちゃんだと嫌がる場合があります。また、ママやパパが家事をするときに、一時的な赤ちゃんの居場所としては役に立つものの、たくさん動けるようになった赤ちゃんが遊ぶ場所としては狭いと感じる場合も少なくありません。成長してからもベビーサークルとして使おうと思っていたけれど、別にベビーサークルを買い足す可能性も順分にあります。
ベビーベッドからベビーサークルに組み替える手間がかかる
ベビーベッドの床板は実際に持ってみると重たく、まして工具を使ってネジを外して組み替えるものとなれば一苦労です。ちょっと掃除機をかけている間に赤ちゃんをベビーサークルの中で遊ばせたいだけなのに、気軽に就寝用のベッドからベビーサークルに組み替えができないことから使わないうちに、対象年齢が過ぎてしまうことも考えられます。
赤ちゃんが成長するとベビーサークルは必要?
ベビーベッドを購入するタイミングは出産前後、ベビーサークルの購入を検討するのは赤ちゃんがハイハイできるようになる生後6ヶ月頃が一般的です。そのため、出産前後のベビーベッドを準備するタイミングでは、ベビーサークルが本当に必要なのか分からないですよね。
しかし、赤ちゃんは日に日に成長してあっという間に大きくなり、色んなものに興味を持って触ったり口の中に入れようとします。自分の意思でハイハイや歩けるようになれば、コンセントやテレビ周り、階段やキッチンなどに行き、家の中の危険なものに触れようとします。また、床に落ちている小さなものを口にいれてしまうこともあります。
ママやパパが側にいても、ヒヤリと感じる出来事もあり、赤ちゃんを怪我や事故から守るため、ベビーサークルやベビーゲート、それと同様のものを設置するご家庭が多いのが実情です。
ベビーベッドとベビーサークル兼用ベビーベッドの気になる違い
ベビーベッドとベビーサークルの良い所を備えた兼用タイプ。とはいえ、ベビーベッドのみのタイプと兼用のタイプではどんな所が違うのか、準備する前に知っておきたいですよね。ここでは、それぞれの違いを具体的にご紹介します。
- 組み立て方
- 価格
- 寝心地
組み立て方
ベビーベッドとして使う場合は、ベビーベッドでもベビーサークル兼用ベビーベッドでも組み立て方は同じです。ベビーベッドをベビーサークルに組み替えるときは、取扱説明書を元に床段を下段に下げるなど組み替えが必要になります。
価格
ベビーベッドとベビーサークル兼用のものは、目立った価格の差があるわけではありません。ベビーベッドの価格は、ベビーベッドサイズ(標準・ミニ)、使われている素材、床下収納が付いているかといったところによっても変わってきます。また、ベビーベッドからベビーサークルに組み替える際に、横幅を広くするための別部品を使う必要がある場合は、その分の費用がかかります。
寝心地
ベビーベッドとベビーサークル兼用のものであっても、ベビーベッドの基準を満たしPSCマークやSGマークが表示されている製品であれば、寝心地の差はあまり感じないでしょう。快適な寝心地を求めるなら、ベビーベッドに使われている木材やベビーサークルの上に敷くベビー布団にこだわってあげるのもおすすめです。
ベビーサークルとサークル兼用ベビーベッドの違い
赤ちゃんのハイハイが始まる頃になると、赤ちゃんの安全を守るために使用するのがベビーサークルです。ベビーベッド兼用のものと、ベビーサークル単体のものではどのような違いがあるのかをご紹介します。
- 価格
- サイズ
- 遊び機能
価格
ベビーサークルの価格は、大きさや使用されている素材、遊び機能などによって異なり、1万円~4万円くらいが相場です。ベビーサークル兼用ベビーベッドの相場は、サイズや使用されている素材、機能性などによって異なり、2.5万円~6万円ほどです。2つ別々に用意するとなると、大きな出費になると言えます。
サイズ
ベビーサークル兼用ベビーベッドをベビーサークルに組み替える場合は、ベビーベッドそのままの大きさか、ベビーベッドを2つに分けて横並びにしたくらいの大きさです。ベビーサークルは、コンパクトなサイズから広々としたサイズまで、部屋の大きさに合わせて合うものを選ぶことができます。
遊び機能
ベビーサークル兼用ベビーベッドは、一般的に遊び機能は付いていません。一方でベビーサークルだと、囲いだけのタイプも多くありますが、壁面に赤ちゃんが楽しめる遊び機能がついているタイプもあります。
購入や保管場所に悩んだらレンタルサービスの検討を
ベビーサークル兼ベビーベッドは、実用的で長く使えそうなアイテムですが、赤ちゃんとの相性もあるので実際に使ってみないとベビーサークルの機能まで必要なのか分からないものです。
とはいえ、ベビーベッドとベビーサークルの両方を購入すればその分費用がかかることに加えて、2つとも大きなサイズなので保管場所にも困る可能性があります。
加えて、ベビーベッドもべビーサークルも使う期間はお子さんが赤ちゃんのうちだけと短い期間に限られているので、2つも購入する必要があるのか悩みますよね。
そんなときは、レンタルサービスの利用を検討してみるのもおすすめです。お財布への負担が少ない方を選ぶこともできますし、使わなくなったときの保管場所や処分にも困りません。ベビーサークル兼用ベビーベッドの購入や保管場所に悩んだら、レンタルサービスもチェックしてみてくださいね。
ベビーサークル兼用ベビーベッドはコスパ◎サークルとしては狭い場合も
ベビーサークル兼用ベビーベッドは、実用的でコスパ抜群のアイテムです。一方で、ベビーベッドとしては使用したけれど、ベビーサークルとしては狭くて赤ちゃんが嫌がったり、組み換えの手間が大変だったりして使わない場合もあるでしょう。
ベビーサークル兼用ベビーベッドの購入に悩んだら、レンタルサービスの利用も検討してみるのもおすすめです。レンタルサービスなら、お財布にやさしい方を選べて使わなくなったときの処分にも困りません。
ベビーサークル兼用ベビーベッドがご家庭にとって必要かどうか悩んだら、今回ご紹介した内容を参考にしてくださいね。