トラベルシステムって聞いたことありますか?
チャイルドシートとベビーカーを兼用できる商品で、海外ではポピュラーです。
この記事では、トラベルシステムについてまとめています。
チャイルドシートやベビーカーを検討している方の参考になれば幸いです。
トラベルシステムって何?
トラベルシステムは、車とベビーカーの両方に取り付けることが可能なチャイルドシートのことを言います。
ベビーシートに乗せたまま、室内⇆ベビーカー⇆車の移動ができる便利な商品です。
実際に、どんな機能がついているのでしょうか。
トラベルシステムの5つの機能
トラベルシステムには5つの便利な機能がついています。
1.チャイルドシート
トラベルシステムを車の後部座席に装着すれば、チャイルドシートとして使用できます。
初めて赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるのは緊張します。産院から車で帰宅する方は、病室でゆっくりと赤ちゃんを乗せてから車に取り付けることができるので、焦らずに乗車することが可能になります。
2.ベビーキャリー
持ち手がついているので、そのまま持ち運ぶことが可能です。
赤ちゃんの体勢を変えずに移動することが可能なので、気持ちよさそうに寝ている赤ちゃんを起こさずにすみます。
3.バウンサー
赤ちゃんとの生活で、あったら便利だなというのがバウンサー。
持ち手を上にしたまま使えば、そのままバウンサーとして使用することが可能です。
家事を進めたい時などの赤ちゃんの待機場所として使えるので、ママやパパも安心ですよね。
4.ベビーチェア
取っ手を下にして固定すれば、ベビーチェアとしても使用が可能です。
赤ちゃんの離乳食の時間はもちろん、あそびの時間にも活躍してくれます。
また、動き回って目が離せないという時期にも、少しチェアに座って待っててもらうことで家事を進めることができるので、かなり便利に使えます。
5.ベビーカー
装着可能なベビーカーに取り付けることで、対面式のベビーカーにすることができます。
慣れるまでは、シートベルト装着は面倒に感じるかも知れません。
ですが、ISOFIXに対応していない車(タクシーや、友人の車など)に乗るときには、シートベルト方式を覚えておくと便利です。
使用期間が短い
トラベルシステムは、長くても生後18ヶ月までのものがほとんどです。
商品によっては、成長具合にもよりますが数ヶ月でサイズアウトしてしまう可能性もあります。多くのベビーカーが生後1ヶ月以降からの仕様になっているので、新生児期からどうしても外出が必要なご家庭には役立つアイテムであると言えます。
トラベルシステムメリットとデメリット
便利なトラベルシステムですが、メリット・デメリットがあります。
メリットとデメリットをまとめました。
メリット
代表的なメリットは以下の4つです。
1.寝ている赤ちゃんを起こさずに運べる
車やベビーカーに乗っていると眠ってしまう赤ちゃんは意外と多いです。しかし、乗せ替えようとして赤ちゃんの姿勢を変えると、起きてしまうという話をよく耳にします。
トラベルシステムがあれば、せっかく寝ている赤ちゃんの眠りを妨げることなく移動することが可能です。
ベビーカーをたたまないと入れないお店もあるので、トラベルシステムで良かったと思えるシーンは生活する中で多く感じるでしょう。
2.ベビーカーとチャイルドシートを割安で購入できる
セットで購入することで、単価が下がる傾向にあります。
2点ともを揃えるとなると決して安くはないので、お得に購入できるのは嬉しいですね。
3.車やベビーカー、室内で幅広く使用できる
トラベルシステムには5つの機能があります。
・チャイルドシート
・ベビーキャリー
・バウンサー
・ベビーチェア
・ベビーカー
トラベルシステムを使えば、車⇆ベビーカー⇆室内への移動はもちろん、それぞれの場所で役立つ機能があるので、どのシーンでも活躍してくれます。
新生児から使用できるモデルが多い
多くのベビーカーは生後1ヶ月以降からの仕様になっています。
トラベルシステムがあれば、生後2週間検診や1ヶ月検診などで電車やタクシー、車に乗る必要のある人でも、安心して外出することが可能です。
デメリット
メリットがたくさんあるトラベルシステムですが、デメリットもあります。
1.ベビーカーに装着すると重たい
トラベルシステムは約3kg前後のものが多いです。
ベビーカーに装着すると10kgを超えるものもあります。
また、赤ちゃんも成長していくので重く感じやすくなるでしょう。
2.取り付け方によっては面倒に感じる
ISOFIX対応のトラベルシステムも多くなってきましたが、シートベルトでの固定は必要なものもあります。
こんな人におすすめ
メリットとデメリットを考慮した上で、おすすめする人はこんな人!
・車に乗る機会が多く、駐車場と玄関が近い人(マンションならエレベーターのある人)
・カーシェアなど、載せ替えが多い人
・小さい頃からベビーカーでの外出やお散歩を楽しみたい人
トラベルシステムがあることで、赤ちゃんとの外出のハードルが下がりますよ。
トラベルシステムの選び方
トラベルシステムの良さはわかったけれど、どれを選んだら良いのかわからないという方も多いですよね。
トラベルシステムを選ぶ際に抑えておきたい5つのポイントをご紹介します。
1.安全基準をクリアしているかチェック
チャイルドシートを選ぶときには、大前提として安全基準をクリアしているかが重要です。
安全基準を満たしているマークのついたものを選びましょう。
その中でも新安全基準の「R129」に適合している商品がおすすめです。
従来の安全基準「R44」よりも厳しい条件下で安全性が検証されています。
引用:消費者庁
2.対象年齢、対象体重をチェック
トラベルシステムは製品によって対象年齢や対象体重が異なります。
多くの製品が新生児〜1歳頃の使用となっていますが、長ければ18ヶ月頃まで使用できるものもあります。決して安くないお買い物なので、しっかりチェックしてお得に使いましょう。
3.ISOFIX対応かシートベルト装着か確認しよう
多くのものがシートベルト装着になっています。ですが、シートベルト装着は慣れるまで難しく面倒に感じる方も多いです。
別途ISOFIXベースを購入することで簡単に乗せ降ろしができるものも多いので、ISOFIX対応のものをおすすめします。
4.対応ベビーカーの仕様をチェック
トラベルシステムは対応しているベビーカー以外とのドッキングはできません。
チャイルドシートをもとに選ぶか、ベビーカーをもとに選ぶかが重要になってきます。使いたいベビーカーが決まっている方は、それに適合しているチャイルドシートを選ぶようにしましょう。
5.持ち運ぶ機会が多いなら重量もチェック
トラベルシステムの良いところは、赤ちゃんを乗せたままベビーキャリーとして使用することができる点です。赤ちゃんは新生児でも3kg前後。そしてあっという間に大きくなります。持って移動することを想定した時に、あまり重いチャイルドシートだと大変になります。持ち運ぶ機会が多いと予想できる方は、できるだけ軽量のものを選ぶようにしましょう。
トラベルシステムの口コミ
実際にトラベルシステムを使用した方のネット上の口コミをまとめてみました。
是非参考にしてみてください。
本っっっっ当〜にメリオ優秀💯
買ってよかったベビーグッズダントツNo. 1 🥇🥇トラベルシステムつけたらもうシートの乗り降りでギャンすることなくお買い物サクッと行けるのよ… https://t.co/MlSuqHKsgs pic.twitter.com/Wwjj8pMiit
— ドリ💭☺︎ (@dreamybuncho) December 4, 2024
最近よくベビーカーの話が出るので我が家で使ってるベビーカーをご紹介させて欲しい🥹💚
マキシコシという会社のペブル360をエアバギーにドッキングして使用してるよ自家用車はないけどタクシーとか親族の車に乗せてもらう時もチャイルドシートちゃんと使いたくてこの体制にした pic.twitter.com/IbhAfN8ctP
— ぴーち🦖1y (@PeachNect) August 20, 2024
トラベルシステムにおすすめメーカー
人気のメーカーから出ているトラベルシステムをまとめました。
商品選びの参考にしてくださいね。
サイベックス クラウドT i-Size
車の中でも外でも優れた安全性能をもち、さらに快適性が加わった新しい形のトラベルシステムを提案するクラウドT i-Size。3Dメッシュファブリックとエアベンチレーション(通気孔)を採用し、最適な通気性を確保。伸縮式の大きな日よけが太陽の日差しや風からお子さまをしっかりと保護します。(UPF50+)
対象(身長、月齢、体重) | 45cm〜87cm、新生児〜18ヶ月頃 |
重量 | 4.5kg(新生児用インレイ除く) |
ISOFIX対応 | 別売りISOFIXベースが必要 |
適合基準 | R129 (身長基準) |
対応ベビーカー | サイベックス全てのストローラー |
Joie アイスナグ2
Cカーブ形状で赤ちゃんも安心できる乗り心地。UPF50+のサンキャノピーで紫外線から赤ちゃんを守ります。ふわもち感触のインナークッションを外せば、通気性の良いメッシュシートになっています。
対象(身長、月齢、体重) | 40cm〜75cm、新生児〜12ヶ月以下
2.5kg〜13kg |
重量 | 3.6kg |
ISOFIX対応 | 別売りISOFIXベースが必要 |
適合基準 | R129 |
対応ベビーカー | ライトトラックス他 |
アップリカ エアキャリーAB
安心の国内メーカー。衝撃吸収素材「マシュマロGキャッチ」を、製品本体とヘッドレストに合わせて3枚搭載。大切な頭を衝撃から守ります。赤ちゃんの成長に合わせてヘッドレストを調整すると肩ベルトも連動してママも楽々。シートカバーは洗濯機で丸洗いできるので、衛生面も安心です。
対象(身長、月齢、体重) | 40cm〜83cm、〜13kg
新生児〜15ヶ月頃 |
重量 | 3.0kg |
ISOFIX対応 | 別売りISOFIXベースが必要 |
適合基準 | R129 |
対応ベビーカー | ルーチェ、スムーヴ、ラクーナシリーズ |
マキシコシ ペブル360
ベースメントとドッキングして使用できる、セパレートタイプの新生児用チャイルドシート。ベースメントの回転機能でドア側からの乗せ降ろしがとっても簡単。
衝撃を吸収する安心の独自機能C-GELL、全方向通気性CLIMA FLOWで座り心地快適、乗せ降ろしが楽になるウイングハーネスで赤ちゃんも、ママも気持ちよく使用できます。
対象(身長、月齢、体重) | 40cm〜83cm
新生児〜15ヶ月 |
重量 | 4.3kg |
ISOFIX対応 | 別売りISOFIXベースが必要 |
適合基準 | R129 |
対応ベビーカー | エアバギー、JOOLZ |
まとめ
トラベルシステムのメリットは4つ
・寝ている赤ちゃんを起こさずに運べる
・.ベビーカーとチャイルドシートを割安で購入できる
・車やベビーカー、室内で幅広く使用できる
・新生児から使用できるモデルが多い
こんな人におすすめ
・車に乗る機会が多く、駐車場と玄関が近い人(マンションならエレベーターのある人)
・カーシェアなど、載せ替えが多い人
・小さい頃からベビーカーでの外出やお散歩を楽しみたい人
多くのトラベルシステムは1年前後で買い替えの必要があります。
大きな買い物になるので、失敗したくないと躊躇する方も多いでしょう。
そんな時はレンタルという選択肢もあります。
トラベルシステムの1年間のレンタル価格は製品にもよりますが、安いものなら4万円弱でレンタル可能です。
出産準備の段階での検討が必要になる方も多いチャイルドシート。赤ちゃんの生まれたあとの生活をイメージしながら、便利なトラベルシステムの導入を検討してみてくださいね。