【口角炎】赤ちゃんの口の横が切れる原因と対処法

健康・病気

【口角炎の原因と対処法】

口角炎

唇の両端の部分を口角といい、そこが荒れたり切れたりする状態を口角炎と呼んでいます。上下の唇の左右両端が乾き始め、亀裂を伴って出血したりします。

口角炎の原因は、細菌やカンジダなどのカピの感染/アトピー性皮膚炎/ビタミンB不足などが知られています。1歳の赤ちゃんでは、ビタミン不足はまず考えられないので、感染かアトピーの可能性が高いと思います。

細菌としてはブドウ球菌や連鎖球菌によるものが多いことがわかっています。
赤ちゃんがかわいいあまりに口移しをしたりキスをしたりすることが原因のようです。口移しやキスはしたくなっちゃいますが、虫歯の原因にもなりますので、避けるように心がけてください。
赤ちゃんは、ママの歯ブラシをカジカジしたがるときがありますが、それもさせないように気をつけてくださいね。

また、赤ちゃんはいろんなものを口にいれるので、よだれが大量にでていることがあります。
気がついたときにはしっかり濡れたタオルなどで拭いてあげて、清潔にしてあげることが肝心です。

治療に関しては、感染が原因であれば抗生物質の軟膏で治療します。
カビによるものはカビ(真菌)用の軟膏を使います。アトピー性皮膚炎による口角炎では、からだの他の部分での湿疹の有無が診断の参考になります。
アトピーによるものであれば、ステロイド入りの軟膏を使いますので、小児科医あるいは皮膚科医に相談してください。

感染が原因でなければ、赤ちゃんが疲れているサインです。
ビタミンをしっかり摂らせてあげて、ゆっくり休養をさせてあげるようにしてください。

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