海育(食育)が学べる『うみファーム』がいよいよオープン

『食育』とは・・・

『食育』とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること。
『知育』『徳育』(道徳心を養うための教育のこと。理性ある人間を育てるために行われる教育のこと。)『体育』に加え、必要だと言われ始めた教育分野です。

『食育の定義』
食育によって育てる能力は・・・
●食べ物を選択する能力
●料理をする能力
●味が分かる能力
●食べ物の育ちを感じる能力
●元気な体の分かる能力
だそうで、単なる料理教育ではなく、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化、食ができるまでの一次産品および二次産品の生産についての総合的な教育のことです。

最近でこそ聞かれるようになった『食育』ですが、実は、この言葉を造語した石塚左玄は、1896年(明治29年)と1898年(明治31年)の著作で、食品の与える影響に関する独自の説で、『子どもに食べさせる食品の影響によって子どもの心身を養う』という意味で用いたそうです。

2005年(平成17年)、総理大臣と12省庁の大臣と国家公安委員長までが参加した国家レベルで食事をどうにかしようと捉えた、世界的に例のない法律の『食育基本法』が成立しました。
食育によって国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことを目的としているそうです。

八景島シーパラダイスの新しい施設の『うみファーム』

そんな食育を取り入れた八景島シーパラダイスの新しい施設の『うみファーム』にご招待頂いたので、行って参りました。

うみファーム

人が自然の海と触れ合い海と共に成長していく。
海を育て、海に育てられる。
自然の海ならではの営みを見れたり、海や生きものたちを「育てる」「獲る」「食べる」ことを通じて、海の環境を身近に感じ、そして考えることを『海育(うみいく)』と名づけたそうです。

この施設では実際に海で育まれている生きものを体感しながら、海を守る活動を行うことで、自然環境の大切さを楽しく・遊びながら学んでいくことを目指していて、実際に泳いでいる鯵や銀鮭を釣竿で釣ったり、手掴みして、そのお魚をすぐに調理して頂くことを通して、海育(食育)を伝えていこうというコンセプト。

なんと、子どもの中にはスーパーにある切り身のお魚と水族館にいるお魚が同じお魚だと知らない子もいたりします。
切り身で泳いでいたら怖いですよね・・・。
そんな命をいただいているということを教えるのは本当に大切です。

他にもわかめや魚などを海の上から見たり、サブマリンの中に入って階段を降りると海の中からも観察することが出来ます。

うみファーム

くらげはこのようにながい柄杓で海からすくい上げて、間近で観察出来ます。

うみファーム-くらげ
そして、この日はイルカはいませんでしたが、電動ボートに乗ってイルカの泳ぐ自然の海を一緒に海遊したり…。
ただ見るだけでなく、色々考えたり、次に繋がる施設って本当に素晴らしい!!
これからの未来を担う子ども達に自然を守るということを教えてくれる『うみファーム』はこれから連れて行ってあげたい施設の上位に来るのではないでしょうか?
ちなみに、関西では城崎マリンワールドにも同じように鯵などを釣って直ぐに食べれる施設がありましたよ。
こんな施設がどんどん出来ると良いと思います。

八景島シーパラダイスはそれでなくとも大きくて色々あってまる1日遊べる施設なのに、更に楽しく変化しておりました!!

少し遠いイメージでしたが、プチ旅行気分でまた行ってみたいと思います。

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