【赤ちゃん】ミルクを作る時の疑問集!硬水についても解説!

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赤ちゃんのミルク
赤ちゃんのミルクや白湯を作る時、どんなお水を使われていますか?

私も母乳以外の水分を与えるとなった時に、色々調べました。
保育園では水道水を使っていたし、うちの実家でも妹の時にペットボトルのミネラルウォーターを使って白湯などを作っていた記憶もなかったので・・・。

震災があって、一時期水道水にセシウムが・・・と言われてから赤ちゃんのミルクや離乳食用のミネラルウォーターを自治体で配っていたところもありましたね。
その時期から更にお水に気を使う人が増えたのでしょうね。

Q.赤ちゃんのミルクを作る時、どうして硬水を使ってはいけないの?

A.日本の粉ミルクはミネラルの少ない軟水の水道水で作ることが前提で作られているので、硬水を使うと乳児の肝機能や腎機能に負担をかける可能性があります。

WHO(世界保健機構)は、飲料水の水質についてのガイドラインをこのように設定しています。
それによると、1リットルあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量が60mg未満であるものが軟水であるとされています。

硬水は、カルシウムとマグネシウムの含有量が120mg以上180mg未満であるものです。
赤ちゃんのミルクを作るときには、硬度が100を超えない水を使用していれば、赤ちゃんの健康を阻害することもありません。
ミネラルウォーターには、硬度が100未満のものを「軟水」、100以上のものを「硬水」と呼んでいますが、最近は輸入のミネラルウォーターが増え、さまざまな硬度の水が販売されるようになってきたため、同じ硬水でも硬度100〜300程度のものを「中硬水」と呼んで区別するようになりました。

乳児のミルク用にミネラルウォーターを使う場合は、必ず硬度を確認して、水道水と同じ軟水を使うようにしましょう。

■軟水(硬度100未満)*粉ミルクに使ってもかまいません。
六甲のおいしい水(84.1)
南アルプスの天然水(30)
ボルヴィック(49.8)
クリスタルガイザー(38.2)
こんこん湧水(25.7)
龍泉洞の水(97.0)
アクアクララ(29.7)
クリクラ(30)

■中硬水(硬度100〜300未満)*粉ミルクには使わないようにしましょう。
エビアン(293.6)
ティナント(102.2)
ハイランドスプリング(121.5)
バルヴェール(177)

■硬水(硬度300以上)*粉ミルクには使わないようにしましょう。
ヴィッテル(309.2)
ペリエ (400.5)
コントレックス(1559)
サンペレグリノ(733.6)
トニースタイナー(1019)

Q.硬水を使って作ったミルクを一度飲ませてしまいました。大丈夫でしょうか?

A.硬水を使ったミルクを一度飲んだからといってすぐに影響が出るというわけではありません。
万が一、非常時で本当にやむを得ないという場合には、ミルクを飲ませないで栄養失調になってしまうのであれば、硬水を使ったミルクをあげるようにしましょう。

何週間も飲ませ続けるということは避けたいところですが、1週間程度であれば深刻な事態になるということは考えにくいところです。

Q.日本では硬水ではなく軟水でミルクや白湯を作らないといけないとお聞きしましたが、海外で水道水自体が硬水の地域はどうされているのでしょうか?

A.外国の方は、もともと硬水を飲み続けてきていますから、体も硬水に合ったものになっています。
また、海外の粉ミルクは硬水に合った成分になっていたり、すでに調整されてミルクを水で溶かしたものが売られているそうです。

昔からの習慣で取り入れているものに、体も合うように進化してきているので、その地域の人は大丈夫なようですね。

Q.グアムに行きますが、水道水が軟水と聞いたので、水道水をポットで沸かしてミルクに使っても大丈夫でしょうか?

A.グアムの水道水は軟水ですが、石灰質が含まれています。
人にもよりますが、石灰成分の作用で飲むとお腹を壊すことがあるので、避けた方が無難です。
ミルク用のお湯は軟水のミネラルウォーターを沸かしましょう。

ミネラルウォーターはスーパーやコンビニ、ホテル内の売店などで購入することが出来ます。

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